投稿日:2020年12月2日

イギリスの銀行口座を開設するには?日本でもできる?

海外に留学する際に必要になってくるのが、現地の銀行口座です。
留学費用の支払いや、仕事の給与の受け取り、家賃の支払いなど、現地銀行の口座が欠かせないケースがあります。

この記事では、イギリスで銀行口座を開設する方法と銀行口座に関わるコストについて解説します。

日本&イギリス間の海外送金をTransferWiseでお得に

海外送金に特化したTransferWiseを使うと、為替手数料が含まれない実際の為替レートでお得に送金することが可能です。

例:日本からイギリスへ10万円送金する場合

銀行/プロバイダ ゆうちょ銀行
送金手数料 2000円(ゆうちょダイレクト)4,000円(窓口)
為替レート 独自の為替レート
合計コスト 2000/4000円+為替手数料

銀行/プロバイダ TransferWise
送金手数料 815円
為替レート 実際の為替レート
合計コスト 815円

初めての送金の手続きは全てオンラインで完結します。(10万円以上の送金または2回目以降は、日本の住所確認が必要です)シミュレーションで、どれだけ安い手数料で済むのか一度見てみてください。

非居住者もイギリスで銀行口座を開設できる?

イギリスに住所のある「居住者」(留学生や赴任など)と、イギリスに住所を持たない「非居住者」(観光やビジネス)では開設できる口座の種類に若干違いがあります。

居住者の場合は外国籍であっても、イギリスの銀行の一般的な口座を開設することが可能です。しかし非居住者の場合は、HSBCやバークレイズ銀行などが提供する「インターナショナルアカウント」を利用する必要があります。

イギリス銀行1

イギリスで銀行口座を開く手順・かかる日数は?

イギリスで口座を開設する手順は、日本とは若干異な違うので注意しましょう。
直接銀行に行くのではなく、まずはインターネットで口座開設の申請・予約をしてから、予約した日時に窓口に伺う、というのが一般的な流れです。

口座を開設したい銀行のホームページで、口座開設の項目(Apply for an account、Opening an accountなど)を開きます。次に、開設したい口座の種類を選びます。日本でいう普通預金はイギリス英語で「Current Account」と言います。学生なら学生用口座を検討してみるのもありですね。

氏名や住所などの基本情報を入力した後の処理は銀行によって変わってきます。
窓口に伺う日時が予約できれば、予約番号を控えましょう。または、後日メールで「窓口に伺うように」との連絡が来る場合もあります。

窓口では、必要書類を提出します。他にも口座を開設したい理由や、日本における住所などを聞かれる場合もあります。イギリスでは銀行や対応する人によって何を求められるか、何を聞かれるかということは大きく変わってくるので、一概には言えません。

無事に審査に通り、口座が開設できれば、最短で2-3日後に自宅に郵送でキャッシュカード・クレジットカードが届きます。手続きがスムーズにいくかどうかによってかかる日数は違ってきますが、最短で5日ほど、最長で2~3週間で口座が開けます。

イギリスで銀行口座を開くのに必要な書類

イギリスで口座を開設する際に必要となる書類は大きく分けて2つ、本人確認書類と住所証明書です。
銀行によっては、通うっている校や学生施設に住所証明書を発行してもらっても承認されない事があります。(銀行が承認している学校名が載っているリストがあり、そのリストから外れると証明書として承認されません。)

本人確認書類として使える書類は

パスポート
ビザまたは滞在許可証

住所証明書として使える書類は

賃貸契約書
公共料金の支払明細書(住所の記載があるもの)
公的機関(税務署など)から自宅に届いた手紙
学校が発行した住所証明書

などがあります。銀行や職員によって何をOKとし何をNGとするかは大きく変わってきます。心配な場合は事前に電話で確認し、複数の書類を持っていくなどして対応しましょう。

また、無事に口座が開設できた場合、入金を行う必要があるので、少額でもOKなので現金を持っていきましょう。

日本にいながらネットでイギリスの銀行口座を開くことはできる?

日本でもイギリスの口座を開くことは可能ですが、イギリスに住所を持っていない状態なので、イギリスの銀行の普通口座を開設することはできません。大手銀行のInternational Account(国際口座)と呼ばれる口座を開設することになります。

International Accountは、海外からでもイギリスの銀行の口座を開設できるサービスで、また使用する通貨を選択することもできます。そして、海外への送金が一般的な口座よりも便利になる場合があります。

ただし気を付けたいのは、International Accountは通常口座よりも大きな額の初期入金を求められ、年収条件があります。口座の残高を、一定以上に保つことが求められます。

例えばバークレイズ銀行の場合、残高が£25,000(約370万円)以下になると、毎月£20(約3000円)の手数料を取られてしまいます。つまり一般の口座よりも開設・維持にかかる費用が高額になるので、学生がInternational Accountを開設するのは非常に難しいと言えます。

イギリス銀行3

イギリスの銀行口座に関わる手数料

口座維持費

イギリスでは銀行口座を所有すること自体に「口座維持費」と呼ばれる手数料がかかってくる場合があります。バークレイズ銀行やロイズ銀行、HSBCなどの大手銀行は、一般の口座であれば口座維持費は無料です。

International Accountの場合は、口座残高が一定額以下になると、月£10~30の手数料がかかります。口座を開く銀行や口座の種類を選ぶ際には、必ず口座維持費について確認する事をお勧めします。

ATM手数料

日本とは違い、イギリスのATMは夜間や土日でも、利用手数料がほとんど無料です。ただしATM機によっては、£1.50から £2の手数料がかかるものもあります。

振込手数料などの銀行の手数料

イギリス国内で、自分の銀行口座からほかの口座に振り込み・送金する場合、基本的に振込手数料は無料です。即日の振り込みでも、無料の銀行がほとんどですが、高額のお金を振り込む場合は、約£30ほどの手数料がかかります。

海外送金手数料

イギリスに留学した際、家族からの仕送りを受け取ったり、日本の勤務先からの給料を受け取ったりなど、何かしら日本とお金をやり取りをする機会が生じてくるかと思われます。

海外送金にかかる手数料は、銀行によって異なりますが、送金手数料、中継銀行手数料、受取手数料など様々なコストがかかり、手数料の合計額が5000円を超えることも、現代では珍しくありません。

さらに、このようなわかりやすい手数料以外にも、両替レートに隠れた「為替手数料」が更にかかってくることにも注意が必要です。ほとんどの銀行は海外送金を行う際、為替市場によって定められた『仲値に為替手数料を上乗せした独自レート』を採用しています。
そのため送金額が大幅に目減りする事も。

海外送金のコストを安く抑えたいと考えている方へは、TransferWise(トランスファーワイズ)のようにリアルタイムの為替レートを採用した海外送金サービスをおすすめ致します。
銀行と比べて、手数料が最大8倍安くなることもあり、受取手数料も無料なので、海外からの送金を受け取る際にも便利に使えます。送金通貨と送金額を入力すれば、送金のシミュレーションができます。

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イギリスの銀行、どこがおすすめ?

数ある銀行の中で、イギリスで口座を開くのにどこの銀行が良いのでしょうか?
以下の4つはイギリスの銀行の中で『BIG4』と呼ばれる大手銀行です。
支店の数が多く、口座維持費も無料のものがほとんどです。また、自分の家の近くに支店があるかを基準に決めても良いでしょう。

HSBC

HSBCはイギリス最大の銀行で、150年以上の歴史を誇ります。特にアジアを中心に多様なサービスを展開しており、世界中に支店を持っていることでも有名です。ビジネスに強い銀行で知られております。

学生口座ではない普通の口座を開く際には、雇用されており一定の収入があることが条件となります。
24歳以上65歳以下の場合、口座に毎月£500以上の額を入金するか、半年に最低でも£3,000の入金をしなければいけないということです。つまり、常に給与受け取りなどのために口座を使用し続ける必要があります。

インターネットバンキング(アプリ、週7日24時間利用可能)

学生専用口座あり
口座維持費無料
デビットカード
International Accountあり

NatWest(ナショナル・ウエストミンスター銀行)

イギリスでは口座所有者が多いNatWestですが、日本ではあまり知られておりません。Apple PayやGoogle Payなどのオンライン決済サービスとも連携しており、オンラインで買い物をする場合、キャッシュバックサービスなどもあります。

インターネットバンキング(アプリ、週7日24時間利用可能)
学生専用口座あり
口座維持費無料
デビットカード
International Accountあり

イギリス銀行4

ロイズ銀行

インターネットバンキング(アプリ、週7日24時間利用可能)
学生専用口座あり
口座維持費無料
デビットカード
International Accountあり

バークレイズ銀行

日本でも「バークレイズ銀行」の名を耳にしたことのある人は多いのではないでしょうか。イギリスにおける銀行の中でも圧倒的に支店数が多く、在英日本人の多くはこのバークレイズ銀行に口座を持っています。提携しているお店で買い物すると、キャッシュバックがあるなど、便利なサービスも多くて大変人気です。

インターネットバンキング(アプリ、週7日24時間利用可能)
学生専用口座あり(留学生専用のものも)
口座維持費無料
デビットカード
International Accountあり

TransferWise

イギリスに留学する際、周辺の国を旅行したり、日本に一時的に帰ってくる機会があるかと思います。そんな時、いちいち英ポンドからユーロや円に両替するのは面倒で、両替手数料もかかります。イギリスの住所があれば、40以上の通貨をアカウント1つで管理できるTransferWiseのボーダーレス口座を開くことが可能です。ボーダーレス口座を開くと、0.35%〜2%のわずかな両替手数料で、世界中で使えるTransferWiseデビッドMastercardを作ることも可能です!

ユーロ、英ポンド、米ドル、オーストラリアドル、ニュージランドドルは、手数料無料でボーダーレス口座に送金を受け取ることができます。
ボーダーレス口座の開設や口座維持費は無料なので、気軽に開設することができるかと思います。

イギリス銀行2

以上、イギリスで銀行口座を開設する方法を見ていきました。
繰り返しになりますが、イギリス現地での口座開設には、イギリス内に住所が必要です。住所証明に使える書類はいろいろありますが、どれが好まれるかは銀行・店員によって違ってきます。

事前に問い合わせて、スムーズに手続きを行いましょう。口座維持費が無料で支店数が多い大手銀行の利用が特におすすめです。

イギリスの銀行口座開設後、イギリスから日本、日本からイギリスへの海外送金の際には、TransferWiseがおすすめです。リアルレートと安価な手数料で、銀行に比べて手数料を最大8倍節約することが可能です。

イギリスの銀行口座の開設については、お気軽に当社までお問い合わせください。

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