別ブログでも記載しましたが、私はこれまで留学の経験が３回ほどあります。
一度目は、オーストラリアの現地高校への交換留学。
二度目は、オーストラリアの専門学校への私費留学。
三度目は、日本での長年の社会人生活を経た後、イギリスへの社会人留学。
どれも貴重な経験となりましたが、意外にも三度目の社会人留学では特にと言って良い程、刺激と感銘を受けました。
そもそもなぜ、そんなにも私は留学がしたかったのか？
面白いことに、３回ともきっかけも違えば、動機も違いました。
私の父はお寺の住職で、私はお寺で育ちました。
私の母が結婚前はとグローバルな女性だったので、小学６年生頃から、近くの英会話スクールに通わされました。全く記憶にはありませんが、私は当初英語が大嫌いだったみたいです。
その英会話スクールで行った２週間のホームステイで、私の人生は１８０度変わりました。
私の英語の先生は、私の家がお寺なのを知っていたので、面白がってキリスト教の牧師さん一家へステイさせるプランを組み、私は全く違った環境に身を置く事になりました。
まだピュアだった私は、（仏教とキリスト教の違いが余計そうさせたのかは定かではありませんが）、
『こんな世界が存在するんだ！』と、目に見えない日本と西洋の違いに衝撃と感銘を受けたのを今でも覚えています。
その旅行を経験し、心に強く誓ったのは、絶対に絶対に英語が話せる様になる事。そして何より、留学と言う形でオーストラリアに戻って来る事。
そしてその後は、必死に英語を勉強しました。
独学でも必死に英語を勉強し、自分でもお金を貯め、計２回夢のオーストラリアへの留学を実現させました。
オーストラリアでの留学
オーストラリアにいたのは、１６歳と１９歳の時。
若さ故に何事にも馴染みやすく、海外への壁と言うものがあまりありませんでした。
（そこまで深く考えていなかった証拠ですね。）
その為、現地の学校にもすぐに馴染み、自分が留学生と言う事をすっかり忘れていたほど（笑）何事にも変える事が出来ない貴重な経験となり、そしてその経験が今のわたしを作りました。
当時のわたしの夢は、『海外生活を送る事、そのもの』でした。
学校は毎日が楽しく、毎日が本当に幸せでした。
ただ一つを除けば・・・
高校留学では、私はホームステイをしていて、その家族のホストマザーには散々虐められました。あと一歩で虐待に踏み込みそうな勢いで・・
『彼女はホストファミリーになる度に、学生をいじめるの。』と、ホストシスターから聞きました。
彼女はわたしの為に『なんでこんな事ばっかりするの？！』と泣きながらそのホストマザーと喧嘩し、その度にホストマザーの矛先は私に向き、嫌がらせをされました。
わたしは留学機関にホストファミリーを変えてほしいと依頼しましたが、その機関には、あまり多くのオージーファミリーが在籍していなかった為、帰国するか我慢するかの選択肢を出されました・・・
その他に関しては、本当にすごく幸せを感じていたので、『何があってもオーストラリアには絶対にいたい！学校にいたい！』と思い、もちろん帰る選択肢はわたしの頭にありませんでした。
ステイ先では毎日びくびくしていましたが、『これを乗り越えたら、自分に拍手を送る！』と思っていた瞬間のこと、今でも鮮明に覚えています。
それほど辛かったはずが、いざ留学期間が終了し、帰国してから思い出すこと。
『最高の留学だった！』ことです。
まさに時間的に言うと天国と地獄の半々だったはずが、不思議なくらい天国のことばかりが記憶に残るのです。
むしろ地獄と思える経験がチャラになる位、心から幸せを感じていたのです。
無意識に思い込もうとしてる節さえも一切なく、『びっくりする程最高の留学になった』と帰国後直後から言ってました。
どれ程『留学の経験が貴重だったか、楽しかったか、かけがえのない時間』になったか
伝わりましたでしょうか？
そして留学斡旋をする事になった現在の私は、万が一ホストファミリーと何らかの問題があった場合、わたしの様な思いだけはしてほしくない。
全力でサポートしたいと思っております。
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思い切った社会人留学
そして時が経ち、社会人になってからは、なかなか海外に住めるチャンスがありませんでした。15年ほど英語を使用する仕事をしていたので、留学の経験も生かせていました。
私生活も傍から見たら『いつも充実しているイメージ』で、それなりに満足してました。
なのに…
『何かが違う。これで本当に良いのか。』
『なんでこんなに息苦しいのだろう。』
型を外すなんてリスクを取れない私は、そう思っている事自体、気が付かないフリをずっとしてました。今思えば、マインドコントロールです。
仕事に集中し続け、自称『現代のプチ鬱』状態を繰り返しました。
そして気が付いたら３９歳。結婚のことも本気で考えないと。。。
でもこのまま普通に結婚して、これで本当に良いのかと。
年齢が後押ししたのもあり、私は日本での結婚を断り、思い切って会社を辞めて、イギリスへビジネスを学びに行く事を決意しました。
ある程度自分が出来上がっている中で経験した留学には、今までの中でも特に刺激を受けました。
イギリスへは旅行で行った事もあったのと、英語圏のオーストラリアにも数年住んだことがあったので、正直ここまで感銘を受けるとは思いませんでした。
誰もがもっと『自由』に生きていて、型にハマっていた私でも、
ここではそうせざるを得ない、大袈裟に言うと生きて行けないと自動的に割り切れる事により、少しネジも外れました。
また日本と言う国は、独特なのはもちろん知っていましたが、世界中から見てここまでユニークな文化であるとは想像以上でした。
韓国や中国を含めて、世界中を定期的に飛び回っているわたしの友人が先日、
『日本の様な国は、世界中のどこにも無い。Different Worldだよ。』
と言ってましたが、留学前と後で、自分自身のその言葉の捉え方が全く違ったと思います。
留学前の私はきっと、
『でしょうね。島国で歴史的にも閉鎖的で独特だし。まあ、どこの国も違うけどね。』
と位に思っていたと思います。
でも実際はそれ以上なのに、日本人はそれ自体を認識していない人が、実は『ほどんど』です。
北朝鮮も独特ですが、例えると日本は『先進国で、どこよりも平和な北朝鮮』
と同じレベルの独特さがあります。
人や国によっては、ある意味『日本人は、日本と言う国からマインドコントロールされている。』と思っている人もいます。
一方、日本人は、北朝鮮とは違って、『日本は国内で十分幸せに暮らせるから、むしろどこの国よりも不便がない。だから国内で良い。』と思っている人が多いので、海外に出る人が少ないのです。
言葉だけでお伝えするのは時にはとても難しく、『北朝鮮』と言う表現が『別次元』と言う意味で比較的近いと思いチョイスしましたが、出来ればより多くの方々に、わたしのこの言葉の表現だけで伝わる以上に、長い人生の中で一度だけでも実際に体感して頂きたいのです。
多民族が共存する世界と言う意味での『リアルワールド』を一気に肌で感じてしまうと、これまでのただ１つの日本と言う国の、ただ1人の価値観から生まれた『プチ鬱』なんて、、、
なるだけでも勿体ないと身体から『自動的に』思い、それは頭で感じるのではなく身体に吸収された感じがしました。
きっとこの先何があっても、自称『プチ鬱』にはならない自信があります。
自分を変えるには、頭で考えるのではなく、環境を変えるのが一番と言うのは、まさにこう言う事なんだ！と。
そして『少しでもイギリスや海外へ、少しでも興味を持っている方々の背中を押すきっかけとなりたい！』と言う強い思いから、留学アドバイザーの資格を取り、留学斡旋会社を起業しました。
私が３度目の留学の際にお世話になった、留学斡旋業界18年以上の信頼が出来るパートナーと…
皆さんの留学をただの留学ではなく、『刺激と感銘を受ける事が出来る留学』になるよう全力でサポートをして行きたいです。
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