日本だけが「イギリス」という呼び方をし、時には「英国」と言うこともあります。
では、「イギリス」と「英国」という言葉の由来はどこから来て、それぞれの名前には意味があるのでしょうか?
『イギリス・英国』の由来と、その歴史
江戸時代ではイギリスのことを「エゲレス」と発音し、明治や大正時代では漢字で「英吉利」と書かれるようになり、その後「英国」と名付けられました。
イギリス人が日本に初めて来たのは1600年。彼の名前”William Adams“から、日本語で彼は(なぜか)‟三浦按針” と名付けられました。
初めて日本に来たヨーロッパ人はポルトガル人で、ウィリアムが日本に来る約60年前に初めて来日しました。
ポルトガルとイングランドが戦争中であったので、ポルトガル人がイングランドは敵であることを日本に知らせたかったのではないかと言われています。
「イギリス」という言葉は、ポルトガル語の『イングレス』が語源となっており、そこから”エゲレス”という発音になりました。
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徳川家康の聞き間違い?もしくは通訳の言い間違い?
また、アダムスは1600年に何度も『徳川家康』と会っていた様です。
2人の最初の会話の中で、家康はアダムスにどこの国から来たのかを尋ねました。アダムスは「イングランド」と答えたかもしれませんが、通訳者はポルトガル語で「イングレス エゲレス」のどちらかを使って通訳した可能性もあります。
時間と共に発音は「エゲレス」から「イギリス」に変わりました。
日本人にはイギリス人の発音で聞くと「イングランド」と聞こえ、その後は「エゲレス」からやっぱり「イギリス」へ変わっていったのではないかと言う説もあります。
幕末時代には、イギリスから「英吉利」という漢字を使うようになりました。
この漢字は中国語が語源となっており、その後「英吉利」より「英」を取り、「国」と組み合わせて「英国」という短縮した言葉が作られました。
「英」は「英語」という言葉にも引用され、中国語でも「英国」と言います。
また韓国で漢字が使われていた頃には「英國」という言葉も存在していました。
1707年には、イングランドとスコットランドが合併して「UK」という国ができました。
「UK」と言う名称が出来たにもかかわらず、未だ日本では‟イギリス”と‟英国”という呼び方をメインで使われていると言う訳です。
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