滞在方法としては、シェアハウス・ホームステイのほかにも学校の寮に暮らすという選択肢もあります。
そこで今回は寮生活についてご紹介致します。
寮生活のメリット、デメリット
まず寮を選んだ場合のメリットとデメリットについて紹介します。
寮生活のメリット
・食事が込みの場合がある
・学校への通学に時間がかからない
・友達が作りやすい
・自由度が高い
寮によって食事付きのプランの場合は、自炊をする必要がないので、勉強に集中することも可能です。
そして学生にありがたいのが、語学学校の寮は学校の近くにある場合もあるので、通学に時間がかからないというメリットがあります。
留学生活を送る上で気になることの1つが、友達ができるかどうかということではないかと思います。
日本の学生寮でもそうであるように、共同生活を送ることになるため、友達はとても作りやすい環境であると言えます。
また、寮には各国の留学生が暮らしているので、世界中の国々の友達を作ることもできます。シャワーの時間や洗濯の回数などに制限がないこともあるので、自分のペースで日常生活を送ることが可能です。
寮生活のデメリット
・プライベートがあまりない
・ルームメイトとの相性
・1人部屋だと割高になる
・治安面
語学学校の寮の場合、基本的には2人1組で1部屋を使うことが基本となります。そのため、完全に1人なれるようなプライベート空間を確保するのは難しいかもしれません。
例えばルームメイトがよく喋る人だと部屋で勉強をするのは難しくなりますし、片付けをあまりしない人だとストレスがたまる可能性があるなど、ルームメイトとの相性に留学生活が左右されることがあります。
だからといって1人部屋の寮に住もうとすると、費用が割高になってしまいます。
寮とはいえ、盗難などが発生する可能性はゼロではないなど、治安面での不安も多少は残ります。もしも寮を選ぶのであれば、鍵付きのバッグなどを用意するようにした方が良いでしょう。
寮生活に向いている人と向いていない人の特徴
寮生活に向いている人の特徴は
・人と話すのが好きな人
・掃除が好きな人
・整理整頓が好きな人
・プライベートな空間があまりなくても気にしない人
です。
例えば同じフロアに住む20人くらいで、キッチンやバスルームなどを共有していたりする事があります。キッチンに行くと必ず誰か料理をしていたりするので、話す機会も増えたりします。
他にも共有スペースでは、出したものをすぐ片づけることが欠かせません。
掃除や整理をきちんとできる人の方が、ルームメイトと気持ちよく寮生活を送ることができるはずです。
留学の寮生活に向いていない人の特徴は
・人と関わるのがあまり得意ではない
・潔癖の傾向がある人
・整理整頓が苦手な人
です。
人と関わるのが苦手な場合、寮での集団生活は疲れてしまうことがあるかもしれません。
寮の共用スペースは、決まった周期で清掃が入りますが、ルームメイトがきれいに使う人ばかりとは言えません。汚れてしまうことも多く、潔癖な傾向がある人はストレスを感じやすいです。
また整理整頓を要求される場面も多く、整理が苦手な人はあからじめ、共有スペースだけでも次の人が気持ちよく使用できるように心がけてください。
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トラブル予防に！留学寮生活で知っておきたい7つのこと
次は、寮生活における注意点をいくつかお伝えします。
確認事項1：貴重品の管理方法は？
ベットルームが鍵付きの部屋であれば、料理やトイレ、シャワーなどで部屋を離れるときには、鍵を閉めて出るようにしましょう。
貴重品ボックスが用意されていることが多いので、部屋を離れるときは利用しましょう。
確認事項2：シャワーはいつでも浴びられる？
シャワーは基本的に、24時間いつ浴びても可能です。
ただし寮や部屋によっては、浴びる時間が決められている場合もあります。
入居の際にルームメイトにルールを確認しておきましょう。
また自由にシャワーを浴びられるとしても、
・他の人が使っていると待たなければいけない
・深夜のシャワーやドライヤーの音でルームメイトを起こしてしまう
といったこともあります。
ルームメイトの生活パターンにお互い合わせたり、声をかけあったりするようにすると、お互いにストレスなくシャワーを利用可能です。
確認事項3：料理はできる？
キッチンのある寮が多いため、基本的に自炊できます。寮にもよりますが、共用の調理器具や調味料が置いてあるところも少なくありません。
ただしかなり使い古されているフライパンや切れ味の悪い包丁、いつからあるのか分からない調味料などが置かれていることも。。。
利用は自己責任ですので、1年以上の長期留学では簡単な調理器具をそろえるのがおすすめです。
また冷蔵庫の食品管理も欠かせません。冷蔵庫をシェアする際の使用ルールとしては、冷蔵庫の棚が1段割り当てられてられる、自分のものには名前を書くなど、寮によって様々です。事前に使用ルールを確認し、責任を持って管理しましょう。
確認事項4：洗濯はできる？
多くの寮には、洗濯スペースが用意されています。
通常洗濯機が数台と、洗濯物を干せるスペースが用意されております。
物干しスペースは、男女共用になっていることも少なくありません。女性の方は、見られたくない衣類だけ部屋に干すなど工夫が必要です。
確認事項5：友達を部屋や寮に招待はできる？
寮の規則で禁止されていなければ、友達を寮や自室に招待する事は可能です。
仲の良い友達で集まってパーティーをしたり、日本から遊びに来てくれた友達を泊めたりすることもあります。
ただし入居者以外が入ったり泊まったりするときには、事前に申請が必要な寮も。入寮の時に管理人さんに確認しておきましょう。
また何より、ルームメイトにも友達が宿泊していいかどうかの確認や、いつからいつまで滞在するのかの報告を忘れずにしておきましょう！
確認事項6：ルームメイトと気が合わない場合は部屋を変えられる？
部屋の変更は、管理人さんや寮を管理している大学の部署に相談してみましょう。他の部屋に空きがあれば、変更できることも少なくありません。
ルームメイトとまだ話し合える関係性であれば、一度お互いが不満に思っていることを話してみてください。それでもどうしても合わない場合に、部屋の変更を検討してみてくださいね。
確認事項7：寮にも一人部屋はある？
料金は高くなりますが、空きがあれば一人部屋を利用できる寮もあります。
一人部屋の中にも、「キッチンやバスルームだけはシェアするタイプ」や、「水回りまですべて自室にそろっているタイプ」など部屋タイプはさまざまです。
すべてが自室にそろっている場合、周りを気にする必要がなくて楽ですが、清掃スタッフは一人部屋内の清掃はしてくれません。そのため水回りの清掃もすべて自分ですることになります。
大学や語学学校によって一人部屋の有無や料金は異なるため、事前に大学や語学学校に問い合わせてみてくださいね。
心構えを知っておくだけでも、語学のスキルアップや異文化に触れる場でもある寮生活が、とても素敵な経験となるはずです。
学生寮での生活も充実させて、さらに楽しい留学にしましょう。皆様の留学生活が、少しでも素敵なものとなりますように！
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