投稿日:2020年12月29日

イギリスの伝統的なお正月ってどんな感じ?

「イギリスのお正月の習慣」と言っても、イギリス国内でも地域によって様々です。特にイングランドスコットランドのお正月の伝統が全く違います。

イングランドでは、お正月よりもクリスマスがメインです。逆にスコットランドはクリスマスよりもお正月がメインになります。

この違いは宗教的なルーツが関係している様です。イングランドスコットランドは両方ともキリスト教の国ですが、宗派が違います。

スコットランドの「Presbyterian Church」(長老派教会)は、長い間クリスマスの派手なお祝いを禁止していたそうです。そのため、スコットランドではお正月の方が大きなイベントになりました。

またイングランドでは1月1日が祭日ですが、スコットランドでは1日と2日が祭日となります。

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イングランドのお正月

イングランドではお正月を祝う人が沢山いますが、中には特に祝わない人もいます。

一般的にホームパーティーを行ったり、パブやナイトクラブに行ってパーティーをする人が多く、家で過ごす人はテレビでエジンバラのストリートパーティーや音楽のライブを見たりします。クリスマスは家族と、大晦日は友人と過ごすのが一般的です。

日本では大晦日に「紅白歌合戦」という番組がありますが、イギリスにも似たような番組があります。「Jools Holland’s Annual Hootenanny」という音楽の番組です。

この番組では、数多くの有名アーティストがライブパフォーマンスを演じ、夜の12時になったらみんなでAuld Lang Syne(蛍の光)を歌います。

当社の別ブログでも記載しましたが、ロンドンでは、毎年新年になるとBig Ben近辺で新年を迎えた瞬間に花火が上がります。多くの人達はテムズ川に集まって新年のカウントダウンして新年を向えます。

1月1日の過ごし方は家族によって違いますが、家族が集まって一緒に食事を食べる人が多いかと思います。日本のように「お年玉」という習慣はなく年賀状は送りませんが、イギリスではお正月は「パーティーをする言い訳」として考えられている様です(笑)。

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スコットランドのお正月

スコットランドのお正月は「Hogmanay」と呼ばれています。「Hogmanay」(発音:ホグマネイ)は、「年の最後の日」という意味として使われています。

多くのスコットランド人はホームパーティーを行いますが、町のお祭りやストリートパーティーなども沢山あります。

エジンバラ(スコットランドの首都)では、3日間続くストリートフェスティバルが行われています。エジンバラ城の周辺に30万人くらいの人が集まります。有名なロックバンドやポップグループがパフォーマンスを演じ、素晴らしい花火も上がります。

また12月31日の夜の12時にはエジンバラ城にある大砲が発射されます。その後、みんなで「Auld Lang Syne」(蛍の光)を歌います。

実は「蛍の光」は元々はスコットランドの詩なんです。皆さんは知ってましたか?この曲は「昔の友達を思い出そう」という歌詞になっており「懐かしい」気持ちを思い出させるような歌です。

イギリスでは、大晦日にみんなで手を繋いでダンスをしたり、この曲を歌います。
もしもイギリス留学中にNEW YEAR PARTYなどでみんなが踊りだしたら、みなさんも「そう言うことか」と思って一緒に踊ってみましょう^^

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