投稿日:2021年3月30日

日本からイギリスへ荷物を送るベストな方法

留学の際、お気に入りの洋服やいつも使っている日用品、日本から持って行きたいものはたくさんありますよね。でも、スーツケースには入りきらない…。
今回は、日本からイギリスへの荷物を送る方法や注意点についてご紹介いたします。

日本からイギリスに荷物を送る3パターンの方法

日本からイギリスへ荷物を送りたい場合、郵便局から日本郵便を利用する方法や民間の運送会社を利用する方法があります。

パターン①:日本郵便から送る

EMS(国際スピード郵便)
日本郵便の提供している国際郵便の中で、比較的安く届けて貰えます。30kgまでの荷物が送れて、追跡サービスや損害賠償制度が充実しております。
荷物の追跡番号が、イギリス到着後は通知なく自動的に変更されておりますので、ご注意下さい。(追跡番号のJPの箇所が→UKとなります。)

EMS(国際スピード郵便) – 日本郵便

国際eパケット
インターネットで専用のラベル一式を印刷して貼付けると、国際書留付き航空小型包装物の料金が安くなるサービスで、2kgまでの荷物をEMSよりも安く、SAL便よりも早く送ることが可能です。

国際小包
国際小包は30kgまでの荷物を航空便、エコノミー航空便(SAL)、船便の3つから選んで送れます。EMSに比べて時間がかかりますが、重い荷物の場合、特に船便は非常に安く送ることが出来ます。(船便の場合、到着までに1~2ヶ月かかる事があります。)

国際郵便1

パターン②:クロネコヤマトで送る

日本国内で宅急便と言えば、クロネコヤマトと言う程、言わずと知れた運送会社ですが、海外に荷物を送る際にもとっても便利なんです!自宅まで集荷を依頼することも出ますし、イギリスにも支店があるので日本語でスタッフが対応可能です。イギリス国内からは、多くの場合提携している代行業者(例えばDHLなどの大手業者)が配達してくれます。

国際宅急便
日本にいる家族や友人から【贈り物や商品】を送ってもらう場合は、こちらの国際宅急便をご利用ください。「身の回り品」を送ることは出来ないので、身の回り品の場合は、以下の留学宅急便でお送りください。

国別ガイド|ヤマト運輸

留学宅急便
身の回り品(別送品)の送付にはこちらの留学宅急便をご使用ください。学生ビザやパスポート等のコピーを提示する必要がありますが、出国6ヶ月以内であればご家族が送ることも可能です。

留学宅急便 RYUGAKU-TAKKYUBIN | クロネコヤマトの海外引越

パターン③:その他の民間運送会社を使う

他にもFedexやDHLも、国際送付サービスを提供しています。
お急ぎの場合は、少し割高にはなりますが、これらの民間運送会社のご使用をオススメします。。

FedEx
DHL

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知っていると便利!イギリスのParcel Force Worldwideとは?

日本郵便を使い2kg以上の荷物を送った場合、イギリス国内ではParcel Force Worldwide(パーセル・フォース・ワールドワイド)と言う民間業者が配送をしております。この業者、日本人の基準からするとかなりサービスの質が悪いです。

荷物の扱いが雑なのはもちろんですが、きちんと配達されなかったり、隣の家の人に預けたり、高額の関税を請求したり、苦情を言うと罵倒されたなどなどよく聞く話です。日本の運送事情とは全く異なりますので、トラブルになるリスクを出来るだけ減らすためにも荷物を送る際には、以下の点に注意しましょう。

① 郵送が禁止されているもの

イギリスへの郵送が禁止されているものや、条件付きで郵送が可能なものが入っていると、チェックをするのに時間がかかり、日本に送り返されてしまうケースもあるので注意しましょう。

例えば、イギリスには食料品は現在送れません。その他危険物や電池、貴重品なども送れないので事前にしっかりとチェックしましょう。これを怠ると税関などで足止めされ、最悪の場合は送り返されてしまいます。例えば、電池を使用する電化製品を送る場合は必ず電池を抜き、その旨を送り状の記入欄に書いておくなど、適切に対処しましょう。

② 梱包は厳重に

イギリスの配送業者は基本的に荷物の扱いがかなり雑です。荷物を落とされたり、投げられたり、上に何かをのせられたりしても耐えられるくらいの梱包をすることをお勧めします。また、イギリスは雨が多いので、雨に濡れても大丈夫なように最後にビニール袋でカバーするとなお良いです。

③ 送り状を書く時のポイント

送り状を書く時のポイントは、とにかく細かく中身について書くことです。例えば洋服を送るのであれば、洋服の種類(コート、シャツ、ズボンなどの品名)と枚数を記入します。値段も記載が必要ですが、購入時の価格ではなく、その商品の価値価格をご自身で決めて記載します。
あまり高く書くとその分、関税が高くかかってしまいます。逆に安く書きすぎると、税関に引っかかったり、万が一の時には保証してもらえる額が小さくなってしまうので自己判断で書きましょう。

国際郵便2

④ 新品は関税対象になりやすい!

送り状に不備がある場合、運が悪いと荷物が開封されることもあります。
洋服や化粧品など、箱に入っていたりタグがついていると、転売目的と見なされ関税が課せられます。出来ればタグなどは外し “used(中古)” 又は “for personal use(個人使用目的)”と明記すると、関税を課せられるリスクは減ります。

例えば、日本からペンを数十本送ってもらう場合、新品と分かるような包装をしていると、約£30の関税を請求されることがあります。

⑤ VAT支払請求が来たら...

日本から送られた荷物を受け取る際、関税とVAT(付加価値税)を請求されることがあります。これは基本的に、送り状に記入している荷物の値段から算出されるものですが、不思議と請求される場合と請求されない場合があります。
その法則はランダムなので運によるのですが、あまり高額な金額を記入しない方が良いかもしれません。

受取人が学生の場合や、中身に付加価値が無いなどということが証明できれば、減税の対象になる可能性もありますが、Parcel Force 及びイギリスのカスタマーセンターは全般的に対応があまり良くないので、数十ポンドなら払ってしまった方が、不要なストレスを感じなくて良いかもしれません。

またクレジットカードは、必ず『International』と記載されたカードを作っておきましょう。VATの支払い時、Parcel Forceは『International』のクレジットカードでないと拒否されてしまいます。

⑥ 不在届けにご用心!

日本では受取人が不在だった場合、当たり前に再配達がされますが、イギリスの場合はそう簡単にいかないケースが多々あります。特にParcel Forceから不在票が入っていた場合は警戒しましょう。

不在届けが入っていたら、速やかに電話で再配達をお願いするか、もしくは荷物がどこにあるかを追跡番号などで確かめて、集荷場や郵便局に取りに行くことをオススメします。

再配達をお願いするのであればイギリスの場合、時間帯指定はあってないようなものなので、一日家にいられる時に指定した方が良いかもしれません。2回不在の場合は、送り返されるようなので必ず、受け取れる日を指定しましょう。

場合によっては小包を玄関付近に置いて行ったり、近所の人に預けることもあります。

国際郵便3

最後に、日本からイギリスに荷物を送るのは予想以上に大変な思いをすることがあります。なるべく必要最低限の量で、必要なもののみを送る方が良いかと思います。

そして、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

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