投稿日:2021年8月24日

イギリスって本当に安全?イギリスで治安の良い都市や身の守り方をご紹介

日本は先進国の中でもまれにみる安全な国と言われています。統計を見てみるとイギリスの犯罪率は日本と比較すれば高くはあります。

とは言っても、私自身の経験や知人の経験談でも、イギリスで暮らして生活の中で特に危険だと感じたなどと聞くこともほとんどありません。

残念ながら空き巣やスリ、窃盗といったいわゆる軽犯罪は日本よりも多いので、日ごろから意識して行動することが大切です。

ここではイギリスの治安状況、特に首都ロンドンの様な大都市で遭遇するかもしれないトラブル情報を中心にご紹介したいと思います。

イギリスの治安 よくある犯罪・トラブルって?

まずは、イギリスにおいてよくありがちな犯罪やトラブルの事例について見ていきましょう。

ピックポケット(スリ)・置き引き対策

イギリスではスリは日本人が想像する以上に多いと思っていいでしょう。人の多く集まる場所、広場やマーケット、パブ、クラブ、ファーストフード・レストランなどでは要注意。

「裕福な日本人」は特に狙われていることをお忘れなく。

空き巣

どのような家や宿泊施設に滞在されるかにもよりますが、空き巣による被害も日本と比較すると多いです。例えば日本人にとってイギリスらしくて素敵に見える古い様式の家屋は、窓に現代的なロックシステムも無かったり、特に1階(イギリスではグランド・フロアー、地上階などといいます)は狙われがち。

恐喝・窃盗

イギリスでも特定の地域や、夜道を1人で歩くなど、地域的・時間的な要素にもよりますが、恐喝や窃盗などにも気をつけるべきです。自分の意識と行動で防げる可能性はかなり高くなると思いますので、後ほど説明する対策を取るようにしましょう。

ドラッグ・デートレイプ

パブやクラブで女性の飲み物の中に睡眠薬の様な薬物を入れ、意識もうろうの状態にさせた上で暴行をはたらく、といった許しがたい犯罪が起こっています。信じがたいですが、中にはデートしている相手や仲良くしていた男友達から被害にあっている女性もいるようです。

イギリスの治安 対策編(1) 〜スリ・置き引き〜

次にイギリスで犯罪やトラブルを回避するためにはどうすればいいのか、対策方法をご紹介していきます。

バッグは開けっ放しで持ち歩かない

バックを開けっ放しで持ち歩いている人を意外と見かけたりします。スリの被害に合う確率が高まるので、イギリスでは必ずチャックを閉じるようにしましょう。
また、便利だからといってお財布や定期入れなどを、バッグの外側のポケットに入れるのもやめておきましょう。

そしてバッグは肌身離さずに!意識をしているだけで相手にも伝わるものです。

ブランド品など高価なものを身に着けない

イギリスでは、若者が普段高級ブランド品を身に着けていることは日本の様に多くはありません。あなたの大好きなブランドのバッグや洋服は特別な用事の時に取っておき、普段はあえて犯罪のターゲットになるような装いは避けましょう。

イギリスの治安 対策編(2) 〜危険な場所・時間を避ける〜

地下鉄や夜のバスにも注意しよう

地下鉄は必ず何人か他の乗客がのっている車両に乗りましょう。また夜間のバスも注意が必要です。有名な2階建てバスの上階に乗りたいのはやまやまですが、もし他に誰も乗っていなければ諦めて1階のドライバーの近くに乗りましょう。夜に一人で2階に乗っていて、あとから乗ってきた人に脅されて携帯電話などを奪われたというのは珍しくない話です。

土地勘のない場所は夜歩かない

ロンドンには一見普通の街並みに見えても、その道をちょっと曲がったところ辺りからや、通りを一本隔てただけで雰囲気のガラッと変わってしまうところが結構あったりします。友達と一緒でも、土地勘のない場所を特に夜は歩かないようにしましょう。

音楽の聞き過ぎにも注意

もし夜道でひとりになった場合、ヘッドフォーンで音楽を聴いたり、携帯電話で話したりしながら歩かないように注意するようにしましょう。

地下道は夜避ける

イギリスでは地下鉄のことをUnderground (または通称Tube)と言いますが、ときどき特に大きな道路や橋の下には「Subway」と呼ばれる地下道が走っていたりします。
地上で何回も信号を渡るより安全だったり、時には近道だったりで便利かもしれませんが、特に夜に通るのは避けた方が無難でしょう。

イギリス 地下鉄

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イギリスの治安 〜パスポートなど貴重品の管理はどうすればいい?〜

万が一のために、パスポートの身分証明とビザのページはコピーして、パスポートとは別の場所に保管しましょう。

キャッシュカード・クレジットカードなどの詳細も、取扱金融機関の連絡先とともに控えていれば、紛失した際にすぐ電話でカード取引を止めてもらうよう手続きが可能です。
ご自分が一番いいと思った場所・方法で大事なものを守ってください。

自分の身は、自分で守る

特に女性に向けて伝えたいのは、「自分の身は自分で守る」ということ。
海外では、あなたが日本人女性と分かれば片言の日本語で話しかけてくる外国人がいるかもしれません。彼はいい人で本当に日本と日本人に興味があるのかもしれませんが、もしかしたら悪い考えを持っている可能性もあります。
パブやクラブで知らない男性から飲み物を勧められても、すぐに信用するのは止めましょう。何でも人を疑ってしまうのは悲しいですが、これも自分の身をトラブルから守るためです。

女性に限ったことではありませんが、とにかく何かおかしいとか危ないと感じた時はすぐにその場から離れることです。イギリスでは、時にはっきりした態度を示すことが必要です。

もしトラブルに巻き込まれてしまったら

それでも不幸にも犯罪・トラブルに巻き込まれてしまった場合、一人で悩んだりせずに必ず誰かに相談しましょう。

家族や日本にいた頃の様に、頼りになる強い人間関係がない海外でのトラブルは心身ともに大きなダメージを与えます。

すぐに警察に届け出るべきなのか、そうでなければあなたが通っている学校に相談できる窓口があるのか、あるいはホームステイ先の家族や大家さんに話して何か助言してもらえそうか、事前に確認しておきましょう。

イギリス 相談

イギリス留学にオススメな、治安が良い地方都市とは?

最後に、首都ロンドンとは違ったイギリスを体験してみたいという方のために、主要地方都市で治安の良い場所をご紹介します。

以下のサイトはイギリスにある各大学都市の治安状況をランク付けしたもので、人口1000人に対する過去3年間に発生した犯罪別(空き巣、強盗、傷害事件)平均件数と、その総合ランキングを表しています。

参考:How safe is your city?

やはり、「ケンブリッジ」、「オックスフォード」は治安のいい都市として上位にランキングされていますが、個人的には観光地としても有名な「バース」や大聖堂のある「ウィンチェスター」など、気候も比較的穏やかなサウス・ウェストの大学都市もおすすめです。

これらの都市に比べて、一般的に「マンチェスター」や「リバプール」といった北部の街の治安はやや下がります。

そんな中で、もう1つの人気都市、「ブライトン」の調査結果では、治安がいい都市の10位にランキングされています。海沿いの街で開放的なナイト・ライフのせいなのか、性犯罪が起きる確率は、比較的やや高めになっているようです。

イギリス バース

イギリスでのトラブル事例や対策などをまとめました。

上で説明したことに最低限注意して普通に生活する分には、イギリスの治安は全然問題なく住み心地もいいです。必要以上にビクビクする必要はありませんよ。

皆さんが、安全で楽しいイギリス留学を経験されますように!

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