ときどき、「パスポートの有効期限は確認していたけれど、残存期間のことは知らず、旅行ができなかった」という話を耳にします。
私の知人にも、パスポートの有効期限は数ヵ月先だったにもかかわらず、渡航先の国が指定する残存期間に満たなかったため、旅行が中止になってしまった人がいました。
今回はイギリス留学中もしくは留学後に、ヨーロッパへの旅行を検討されている皆様のために、残存期間についてお話したいと思います。
必要な残存期間は国により異なる
パスポートの有効期限はチェックしていても、意外と忘れられがちな残存期間。
しかし、この確認を怠っていると、旅行中止というとんでもない事態になりかねません。
必要とされる残存期間は国によって異なり、帰国日まで有効であればよいという国から、入国時3ヵ月以上、入国時6ヵ月以上などさまざまです。
渡航先に応じて都度確認する必要がありますが、求められる最長の残存期間は「滞在日数+6ヵ月」のため、旅行開始時に7ヵ月以上の残存期間があれば、どこの国でもほぼ問題ないといえます。
なお、原則としてイギリスに関しては、滞在日数以上の(帰国時まで有効な)パスポートがあれば問題がなく、入国要件が統一されているヨーロッパのシェンゲン協定加盟国では、シェンゲン協定加盟国出国時に3ヵ月以上の残存期間が必要です。
仮にシェンゲン協定加盟国に合計2ヵ月間滞在するとすると、最初のシェンゲン協定加盟国に入国する際に、5ヵ月以上の残存期間がなくてはならないということになります。
その為、イギリス留学中もしくは留学後にヨーロッパ旅行を検討している方は注意しましょう!
ヨーロッパ
イギリス:帰国時まで有効なもの
フランス:シェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上
ドイツ:シェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上
オーストリア:シェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上
イタリア:シェンゲン協定加盟国出国時90日以上
スイス:シェンゲン協定加盟国出国予定日から3ヵ月以上
オランダ:出国時3ヶ月以上
ベルギー:シェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上
スペイン:シェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上
ポルトガル:シェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上
※シェンゲン協定とは、加盟しているヨーロッパの26ヵ国間の移動では出入国審査が免除される協定です。一度シェンゲン協定加盟国で入国検査を受けると、加盟国から出国するまでは基本的に最大で90日間滞在することができます。
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航空券の予約前に残存期間のチェックを
個人旅行の場合は、あくまでも旅行者一人ひとりの責任となります。
そのため、海外旅行を計画する際は、航空券を予約する前に(留学の場合は留学の前に)パスポートの残存期限をチェックするのが鉄則です。
旅行直前になって残存期間不足に気づく人も少なくありませんが、申請からパスポートの発行までにはおおむね一週間程度かかります。申請日や混雑具合によっては、一週間以上かかることも・・・
留学の前日や前々日に残存期間不足に気づいたところで、すぐに新しいパスポートを入手するのはほぼ不可能。困った事態にならないよう、事前にパスポートの残存期間を確認し、必要なら先に更新手続きを済ませておくことが大切なのです。
各国が求める残存期間は、インターネットで検索すれば、一覧表などが出てきますが、国によっては予告なしに変更される場合もあるため、渡航国の大使館や在外公館のホームページなどで確認するのが最も確実です!
「UK留学情報センター」のカウンセラーは、全員がイギリス留学経験者。自身の豊富な経験にもとづき、1人ひとりに合ったプログラムをご提案します!
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