投稿日:2021年11月22日

イギリスの大学への出願はどうやってするの?

志望するイギリスの大学や専攻科目が見付かったのは良いものの、その後どこへどの様に出願申請したら良いのかとリサーチをする方は多いのではないでしょうか。

今回のブログでは、イギリスの大学へ出願するための一連の流れをご紹介します。

イギリス大学

UCASの主なサービスとプロスペクタス(入学要項)

まずはプロスペクタス(入学要項)を入手し、志望コースへの入学申し込みをします。
UCASを通して最大5コースまでは申し込みが可能です。

UCAS ウェブサイトのおもなサービス

・Course Search 学校検索
・Apply 出願
・Track 出願状況の確認等

UCASのウェブサイトはこちらから

プロスペクタスのチェック・ポイント

専攻学科の内容
学生数、授業料、入学時期等
留学生の入学資格
英語力の条件English Language Requirementなど。
(自分の資格が入学条件を満たしているかどうかは、各大学のInternational Officeか、Admissions Officeなどに個人で問い合わせる。)
留学生向けのサービス
(英語力のサポートコースの有無、留学生アドバイザーの有無、大学寮の有無など。)

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UCASオンライン出願方法

学部レベルへの出願は、UCAS(Universities and Colleges Admissions Service)という統一入学センターを通して、オンラインで行います。

オンライン出願を行うには、まずユーザーネームとパスワードを取るためにユーザー登録をする必要があります。登録が完了すれば、ログインして願書を作成することが可能となります。

出願は入学の1年前から

出願は、入学希望年度の前年の9月中旬から、入学希望年度の1月15日までに行います(一部のアート&デザインコースは3月24日まで)。
ただしオックスフォードやケンブリッジ大学が希望の大学に含まれている場合と、医学、歯科学、動物医学、動物科学を志望している場合は、入学希望年度前年の10月15日まで。

イギリス・EU 諸国以外からの出願は入学希望年度の6月30日まで受け付けてもらえますが、コースに空きがない場合は審査されない場合もあるので早めに出願したほうが無難です。基本的に願書は、留学開始予定の1年前から準備することになります。

大学留学情報収集から渡航準備までのステップ

大学情報・資料の収集と検討
何校か候補を選び、プロスペクタス(入学要項)入手
IELTSやTOEFL®の受験
希望校を最高5コースまで絞り、UCASを通して出願
入学校が決定したら、入学手続き
CASの取得
学生ビザの申請
渡航準備

願書の送信

UCASウェブサイト内の‘Apply’という機能を使って出願します。願書送信にあたっては、出願者の詳細やコースに加え、Personal Statement(自己紹介・志望動機)といった必要事項と、出願手数料£23(1コースのみの出願の場合は£12)を支払うためのクレジットカード情報や、学校の先生からの推薦状などが必要です。

イギリス大学

出願後の流れ

願書送信後の流れは以下の通りとなります。UCASウェブサイト内の‘Track’という機能を使い、出願状況の確認や入学の返事等をすることになります。

1. welcome emailが届く

願書の送信が完了すると、出願したコースの書かれた確認のメールwelcome emailが届きます。そこにはTrackにログインするためのPersonal IDが記載されておりますが、ユーザーネームとパスワードは出願の際に使用したものと同じものになります。

2. UCASを通じて合格通知が届く

4月末から8月末にかけて、各大学が合否を決定します。随時、合格結果がUCASから出願者に送られてきます。自分の出願後の審査状況は、Trackにログインすれば、いつでも確認ができます。

3. Trackから入学希望の返事をする

合格の通知が届いたら、入学校を決め、Trackから学校へ入学希望の返事をします。合格の出た学校へはfirm acceptanceとなり、ほかのすべてのコースへの入学を辞退してください。

第一希望のコースが条件つき合格(conditional offer)だった場合
第一希望をfirm acceptance、その学校が不合格の場合に入学を希望する第二希望のコースをinsurance acceptanceとし、入学辞退のコースはdeclineにします。

すべて不合格だった場合や合格したコースをすべて辞退する場合

2月末から7月初旬までの期間にまだ空きがあるコースへ出願できるExtra制度があります。また、6月30日過ぎに出願した場合は、Clearingという7月中旬から9月までの2次募集制度で出願できます。

4. UCASを通じ、入学予定大学から正式な合格通知がくる

5. 入学手続き

願書提出までには、もちろん情報収集、プロスペクタスの入手、志望コースの決定、出願書類の手配を済ませ、IELTSなどの英語力判定試験も受けなければなりません。
そのため大学入学までの留学準備には、1年~2年はみておく必要があります。

次のブログでは、イギリスの大学出願に必要となる書類についてお話したいと思います。

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