近頃の若モノの多くは、「海外に出るのは面倒」「一生日本にいるから大丈夫」「あえてリスクは取らないよん」
などの理由で、海外留学がピークであった2004年以降、日本の若者が海外で学ぼうとしなくなっている傾向がはっきりと見えてる様になってきました。
外務省の『2018年旅券統計』によると、日本国内在住者のパスポート保有率は23.4％。
4人に1人しかパスポートを持っていないと言う先進国の中でも最低水準の保有率です。
また年に出国する人の割合はわずか14%。
実は日本のパスポートは『世界最強』
日本人であるだけでビザなしで渡航可能な国が、シンガポールと並んで世界1位なのです！
せっかくそんな世界最強のパスポートを持ちながら、海外に出ようとしないなんて本当に勿体ない。。。
＊日本人はなぜ海外に出るのが億劫なの？
「なぜ海外に行かないの？」という問いに対して、多くの日本人学生からは
語学力に自信がない
費用
留学先の治安が心配
帰国後の求職活動に悪影響が出る可能性
海外で人とうまく交流できるか心配
と言った答えが返って来ました。
本ブログの主旨からは外れるので、一旦一言で突っ込ませて頂くとすると
語学力に自信がない
…だからこそ行く意味があるのです。英語付けの生活を送ることで、中学生レベルの英語が話せなかった人でも、住むことによって話せる様になった話をよく聞きます。
費用
…現在は返済不要の奨学金が沢山あります。
留学先の治安が心配
…日本は世界で1番ではなく、9番目に治安が良い国としてランキングされています。
帰国後の求職活動に悪影響が出る可能性
…留学前に目標をしっかり立てて、それを達成したエビソードを沢山作る事で、
何も達成せずに日本でいるよりも、圧倒的に面接官に良い印象を与えられます。
海外で人とうまく交流できるか心配
…国際交流は、留学の醍醐味ではないでしょうか？
留学生同士同じ気持ちなので友達になりやすく、一人出来ればそこから輪が広がります。
従来留学をした人の中でも、元々はこの様な不安を抱えて留学に踏み切った人は多いかと思います。その様な方たちは、
それ以上の何かを期待して、異文化に触れる大切さを知っています。
留学によって学び、吸収できるものの大きさは、比べものにならない程壮大なメリットがある事を、既に察知しているのです。
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国際感覚のズレと日本以外を知らない怖さ
そもそも日本には国内に何でもあり、外に出る必要性を感じないという人が多いのではないでしょうか？
きれいな海が見たいなら沖縄。
寒さが好きなら北海道。
海外の料理だって、日本国内で食べる事が出来るし、わざわざ海外に行く必要なんてない！
日本はもともと島国ですから、外の世界と海で隔たりがあり、「ここになんでもある」という心理が働いて、なかなか海外に出る気持ちが湧かないのだと思います。
日本での生活は非常に快適で、大学の質も高いから安心しているという意見も聞かれました。
私達が自分の国の文化の素晴らしさに浸っている間に、世界はどんどん進化しています。
日本から海外に出る必要性を感じない事により、世界から見たら【独特の日本】以外は知らずに一生を終えることになります。
平和・便利と言う観点だけで見ると、確かに『海外に出る必要性を感じない』のかもしれません。
世界に出ると、これまで当たり前だった常識や先入観が一気に寛がえり、
これまでの『当たり前』は一体何だったのかと思う程、
視野や世界、価値観が一気に広がります。
留学経験が何度あっても、イギリス留学中に刺激や感銘を受けていた私に、
インドから転勤で来ていた友人から
『WELCOM TO REAL WORLD（現実の世界にようこそ）』
と言われた事もあります（笑）。
恐らく
『日本は別世界』と言うイメージから出てきた言葉だと察知しました。
それ程日本と言う狭い一つの独特な国だけで自己満足してしまうのは、非常に勿体ない。
自分の世界や人生は、全て自分が作り出しているものです。
知らない部分は推測で、『大体こんなんだろうと。。。』と自分の世界にしてしまいますが、
予想を大幅に超える程、現実は思いも付かない世界なのです。
これからの時代を先読みしましょう
一昔前までは、日本は世界でトップクラスのお金持ち国家でした。
新型コロナウィルスの影響で世界不況が予測されますが、ここ数年で様々な国が経済発展をしてきました。東南アジアの国も、凄まじい経済発展を遂げてきました。
もう日本が世界一の経済大国だった時代は終わると同時に、日本経済が下落すると、国内での外国人同労者も増えることでしょう。
その時に私達は、英語がきちんと話せる事を強いられ、いつしか話せる事が当たり前となるかもしれません。
今後日本がどういう方向に進んでいくのかを予想することはできませんが、今のうちに今後生かせることが出来る能力をつけて、リスクヘッジすることをお勧めします。
新型コロナウィルスが一日も早く終息し、沢山の日本人がもっと海外に羽ばたけることを当センターは願っております。
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