留学トラブルには大きく分けて下記5種類があります。
滞在関係(ホームステイ、学生寮、シェアなど)
学校関係(授業や教師の質など)
生活関係(盗難、事故、病気など)
お金関係(キャンセルや変更の差額返金、学校倒産、エージェント倒産)
情報相違(エージェントから聞いていた内容と違うなど)
当社顧問は、留学NPO団体に属している関係で、全国から非常に多くのトラブル相談を受けているのですが、その中でもとりわけ多いのが「情報相違」。
書面やメールでのやりとりが少ない場合、泣き寝入りになることも多いので注意が必要です。
情報相違をなくすために
海外生活が始まってから「そんなの聞いてなかった。聞いてた内容と違う。」と言った情報相違は、比較的多く起こるトラブルです。
これを防ぐ為には、分からないことがあればすぐに担当者に聞くこと。
留学プランの内容について、良いことだけでなくデメリットをしっかり教えてくれるようなカウンセラーに担当してもらえれば情報相違も少なくなりますが、留学カウンセラーには営業マンとしての顔がある以上、デメリットを伝えてくれるカウンセラーはあまり多くないのかもしれません。
なので、教えてもらえるのを待つスタンスではなく、「分からないこと、知りたいことは自分から聞く」という姿勢で留学を計画していくことが大切です。
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お金関係のトラブルをなくすために
留学エージェントへの申込から出発までの間に、予期せぬ変更が生じた場合、変更手数料やキャンセル料を取られる可能性があります。
契約時の約款に記載されていることがほとんどですが、少なくとも「変更&キャンセル規約」については、どちらも口頭でも説明してもらうようにお願いしましょう。
また、一番厄介なのが「倒産」です。
日本の留学エージェントは毎年かなりの数が倒産しており、毎年多くの海外の語学学校が経営破綻しています。
留学エージェントを見極めるポイントとしては、「海外送金のタイミング」
海外(学校への)送金が完了すると、領収証(学費受領書)が学校から送られてきます。
この受領書さえあれば、万が一そのエージェントが倒産したとしても、留学は実現すると事ができます。
海外の語学学校を見極めるポイントは、「留学アドバイザーからの裏話」
良心的なエージェントは、海外ネットワークが豊富で、教師への給与未払いなどの情報をいち早く掴みます。
こういった学校の状況は、基本的になかなか表に出てきませんが、中にはお客様にも教えてくれるエージェントも存在します。
留学の為に貯めた大切なお金。上記を確認しておくと少しは安心です。
ホームステイのトラブルをなくすために
外国人は「ホームステイ」を「効率のいいビジネス」と感じる方が多いようです。
フランスやアメリカなどでファミリーに支払われるホームステイ代金は、約17万円。
これだけの金額を、使っていない部屋と簡単な食事(レトルト食品)だけで手にすることができる、と考えてしまうのも無理はないです。
留学してからがっかりしない為にも、至れり尽くせりの日本人の感覚とは違う、と認識することも大切です。
もちろん国際交流目的のファミリーはたくさんいますし、そういったファミリーを指定する方法もあります。
留学トラブルは、「思い込み、イメージが原因」で起こることが非常に多いです。
◆正しく海外のこと(文化や価値観)を知り、
◆留学商品(学校、ホームステイ、サポート)を正しく知り、
◆分からなかったら、教えてくれるのを待つのではなく聞くこと。
この3つだけでも始めてみると、トラブルに遭う確率はグッと下がります。
またトラブルを乗り越えて成長していけると考え、多少のトラブルは前向きに捉えて引きずらないことも大切かもしれませんね。
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