皆さんはイギリスロンドンを象徴する建築物と言えば、何を思い浮かべますか?
ロンドン橋やバッキンガム宮殿なども有名ですが、同じ様に有名なロンドンの象徴として、ビックベンがロンドンの名所の一つとしてシンボルになってますよね。
このブログでは、ビックベンの基本的な知識からあまり知られていない豆知識までご紹介していこうと思います。
ビックベンの由来、また正式名称とは?
ビック・ベン(英: Big Ben)は、イギリスの首都ロンドンにあるウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)に付属する時計台の5つの鐘の内、大時鐘の愛称です。現在は時計台全体・大時計そのものの名称として使われています。
本来の正式名称は、『グレート・ベル(Great Bell)』です。
また時計台そのものの正式名称は、『エリザベス・タワー』と言います。
ではなぜビックベンという愛称が付けられたのでしょうか。
ベンの由来としては、この様に言われております。
19世紀のエンジニアまた政治家であった『ベンジャミン・ホール』は、鐘と同じ様に大柄な事で有名でした。ある時、ホ—ルは鐘の愛称についてどのように呼ばれるべきか長々と話し始めました。その話があまりにも長かったので、彼の同僚が
『話が長いから、もう愛称はビックベンにして、話を終わらせない?』
と皮肉まじりの冗談で適当に終わらせようとしたそうです。
なんとこの提案が受け入れられ、そのままビックベンと呼ばれる様になったのだとか…
ベンジャミン・ホールの名前は、鐘にも刻まれております。
時計台は1mmずつ若干傾いていた
一世紀以上ロンドンの象徴となっているビックベン。
近くにあったトンネルの工事や建設当初と地盤状態が変わってしまった事が理由とされておりますが、若干北西に傾いていたようです。
中心部からおおよそ45cmは傾いていたようですが、現在は工事中のビックベン。工事が終わるのが楽しみですね!
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戦時中はあまり目立たないようにしていた
ビックベンを含む時計台は、夜にはライトアップされ大きな鐘を鳴り響かせます。
しかし戦時中は、破壊から身を守る為、目立たない様に工夫されておりました。
第一次世界大戦中、ビックベンの灯りは二年間ほど消され、鐘の音も鳴らしませんでした。また第二次世界大戦でも、灯りは消されていました。
しかしどんなに目立たない様にしても、ビックベンが付属するウェストミンスター宮殿がイギリスにとって重要なことは、敵にも知られておりました。
第二次世界大戦中、ナチスドイツの攻撃によってウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)の一部は破壊され、時計台の一部もダメージを受けました。
しかし、外傷は傷がついても、ロンドンをずっと見守り続けてきたビックベンや時計台の機能は全くダメージを受ける事がなく、致命傷を免れたのです!
最強の敵は、まさかの鳥?
世界大戦を2つも乗り越えたビックベンにとって、最強の敵は、予想もしていなかった『鳥』でした。すずめの一種であるホシムクドリ。
ホシムクドリの群れが時計台の巨大な長針を見つけ、一時休憩場所として使い始めました。
その結果、群れになった鳥たちの重さにより、時計の動きが4分以上遅れてしまうようになったのです。
イギリス在住者だけが時計台の中に入れる?
ビックベンは最も人気のある観光スポットであるにも関わらず、観光客は塔の中に入ることが出来ません。
イギリス国籍でなくても、イギリス在住者のみが塔の中に入れるのですが、その許可を得るためには次の様な条件があります。
・イギリスの国会議員もしくは貴族院の議員からの紹介が必要
・12歳以上
・334段の階段を補助なしで登ることが出来る
(塔の中には、エレベーターなどはありません。)
・心臓に関する病気を持っていない
・妊娠後期ではない
・登るのに適した靴を履いている などなど…
また基本的には事前の予約が必要で、場合によっては6ヶ月待ちになることもあります。
ビックベンは、2017年から2021年まで4年に渡った修繕工事が予定されました。2021年の何月に完成するかは当初から予定されてなく、またあくまでも予定は目安です。
みなさんが渡英する頃には完成していますように!
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