投稿日:2021年1月2日

こんなに違うの!?☆ヨーロッパ諸国の年末年始

日本では大晦日から元旦にかけておせち料理やお雑煮を食べる風習がありますが、お正月を祝う時期も料理も国や地域によって様々です。例え同じヨーロッパでも、国によって伝統や習慣が全く違います。そこで今回は、ヨーロッパ諸国のお正月料理事情についてご紹介します。

イギリス流のニューイヤーパーティーはブッフェ形式!

イギリスでは、大晦日の夕方から夜にかけてパーティーをして盛大に過ごします。クリスマスは家族で過ごすのに対し、年越しは仲のよい仲間で過ごすことが一般的。

日本のおせち料理のように伝統的な決まった料理はなく、スモークサーモンやクラッカー・サラダなどを大皿に乗せてとって食べるブッフェスタイルで食事を楽しみます。大晦日は盛大にパーティーをして盛り上がりますが、次の日からは普通の食事になるのが日本とは異なる点です。お正月までクリスマスの飾りは残しておくようです。

イギリスのお正月について、伝統的なお祝いの仕方に関してはこちら

フランス流お正月料理はガレット・デ・ロワ

フランスでは日本のように盛大に年末年始を祝う文化はなく、イギリスと同様クリスマスの飾りをそのままにしてお正月に入ります。
そんなフランスですが、 新年に食べる特別なメニューが一つだけあります。それは、「ガレット・デ・ロワ」という名前のケーキで、新年になるとパン屋さんやお菓子屋さんなどで売られています。
ケーキの中にはフェーヴというプラスチック製の人形が入っていて、取り分けたケーキの中にこのフェーヴが入っていた人は、王様・女王様となり1年間幸福が続くと信じられているそうです。「ガレット・デ・ロワ」は、正式には公現祭の時に食べるものだそうです。

ガレット・デ・ロワ

オランダの年越しに巨大ドーナツは欠かせない!

オランダの年明けは花火と共に始まります。オランダでは通常、花火は禁止されているのですが、なんと大晦日と女王の誕生日のときだけ特別に許可が下ります。そのため大晦日では、様々な場所で盛大に花火の音が鳴り響くのです。

そんなオランダでは 年末から元旦にかけて「オリーボル(オリボル・オレボレン)」という大きなドーナツを食べます。げんこつ大のドーナツですが、中身はリンゴやレーズンなどフルーツが入っていて、日本人の口にも合うそうですよ。
機会があったらみなさんも試してみて下さいね。

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色と芸術の国イタリアのお正月とは?

イタリアでは大晦日に祝う地域もあれば、年明けに祝う地域もあり、また祝う時間も場所によって異なります。お祝いに食べる料理はどちらも一緒です。
豚の足の皮に挽き肉や脂身を詰めた「ザンポーネ」、腸詰の「コテキーノ」といった肉料理と、「レティッキエ」というレンズ豆の煮込み料理が定番です。これらを食べるのは、日本のおせち料理やお正月料理と同じく、きちんと意味があるそうです。豚は健康や繁栄を、レンズ豆はお金を表し、お正月に食べると福を招くと信じられてています。

イタリアで大晦日に外食をしようとレストランへ訪れても、全て予約制となっているので予約なしでは入れません。年末、イタリアで過ごす人で大晦日はレストランで外食をしようと考えている人は必ず予約をしましょう!
また、イタリアではイギリスと同様お正月まではクリスマスの飾りを残しておくのが風習のようです。

ギリシャでは大晦日の夜にサンタがやってくる!?

ギリシャの大晦日の夜は、ごちそうを食べて友人ではなく家族で過ごします。
また、ギリシャにサンタさんがやってくるのは、なんと大晦日の夜なので新年は早起きで
す。

そんなギリシャの新年には、家族で「ヴァシロピタ」という小麦粉で作られたケーキを楽しみます。表面には粉砂糖で新年を祝うフレーズが書かれていることが多いです。

この「ヴァシロピタ」には食べ方があり、一家の大黒柱であるお父さんが切り分け、一つ目をキリスト、二つ目をお父さん、三つ目を貧しい人々に分けます。
また、1枚のコインを混ぜて当たった人は王様・女王様になれというルールがあります。
新年の食卓にはその他にも 塊肉のローストや鶏の丸焼きなど肉料理を楽しみます。

サンタクロース

ドイツは大晦日も新年もパンを食べて祝う!

ドイツも日本ほど新年を盛大に祝う文化はありませんが、「紅白歌合戦」のように年末に必ず放送する番組があるそうです。
その番組は「Dinner for One」という10分ほどのイギリス映画で大晦日には様々なテレビ局が時間を変えてこの番組を放送します。「Dinner for One」は英語で放送されるブラックユーモアが効いた番組で、毎年全く同じものが放送される、まさにドイツの大晦日の風物詩だそうです。

また大晦日には「ベルリーナー・プファンクーヘン」というイチゴジャムが入ったパンを揚げたような菓子パンを食べ、新年には「ノイヤールスブレーツェル」というパンを食べます。非常にシンプルなお祝いで、日本のお正月とは大きく異なりますね。

大晦日は、ぶどうを食べるスペインとポルトガル!

スペインでは 午前0時の鐘と同時に、12粒のブドウを食べる習慣があります。
鐘が12回なる間に12粒のブドウを食べ終えると幸運を招き、願いがかなうと信じられています。また、 隣国のポルトガルでも干しブドウを12粒食べるのが伝統です。

如何でしたでしょうか?
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