イギリスの大学は日本と異なる教育制度を持っています。日本人留学生がイギリスの大学に留学するにはこの違いを知り、自分のケースに当てはめて留学計画をたてることが重要です。
本記事ではイギリスの大学の授業の仕組みや大学院について詳しくご紹介します。
イギリスの授業の仕組み
まずはイギリスの大学の学期や授業スタイル、成績の付け方をご紹介します。
学期
イギリスの大学は、一部の例外を除き2学期制です!
新年度は9月に始まり、2月から後期が始まります。
授業スタイル
イギリスの大学授業は以下の4つの形式の組み合わせで行われます。
レクチャー
100人以上の大教室での講義です。
セミナー
10~15人程度の小規模クラスです。
指導教官のもと、学生が主体となってプレゼンテーションやディスカッションを行います。
チュートリアル
学生2~3人と指導教官による個別指導です。
レクチャー、セミナー、チュートリアルの組み合わせ割合は大学の方針や学部内容によって異なります。
成績の付け方
イギリスの大学では、主に次の3つの方法によって成績が決まります。
・試験
・プレゼンテーション
・レポート
いずれも日本と大きく異なるのが、主体的にテーマに取り組み、発信する力があることに重点が置かれている点です。
イギリスの大学は伝統的に、学生を評価によって「振り落とす」のではなく、指導教授一体となってポテンシャルを「引き上げる」という理念があります。
大教室でのレクチャーばかりで、誰に質問していいか分からないということもありません。たとえ少し時間がかかったとしても、じっくり学ぶ人を見捨てるという選択肢はイギリスの大学にはありません。
粘り強く勉強する意志のある留学生にとっては、イギリスの大学教育理念は理想的だとも言えます。
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イギリスの大学院は1年間
イギリスの修士課程の大きな特徴は、以下の2つのコースから選ぶという点です。
・リサーチコース(Research Course)
・トートコース(Taught Course)
リサーチコースは自分なりの研究課題を持っている人が、教授の指導を受けながら自分なりのカリキュラムを作るプログラムです。
一方、トートコースは学部と同じように授業を受講し、レポート提出やプレゼンテーション課題などを通じて評価を受けるプログラムとなります。
多くの修士課程は1年で学位取得が可能です。北米や日本と比べると留学費用が1年間削減できるだけでなく、社会に早く出て就職できるというメリットもあります。
その点から近年では、なるべく早くキャリアに復帰したいという社会人の学び直しという点でも注目が高まっています。
仕組みを知れば最適なルートがわかる
イギリスの大学制度は日本の大学制度と異なる面があります。最終学歴や高校時代の成績、行きたい大学によって、入学ルートを適切に選ぶことが重要です。
また、大学院の修士課程は基本的に1年です。学費・滞在費が1年で済むことから、留学生にとっては嬉しいメリットと言えますね!
大学・大学院ともに、学生を見捨てることなく卒業まで導くのがイギリス教育の考え方です。
イギリスの大学の仕組みを知って、留学先選択の参考にしてください。
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