投稿日:2021年6月4日

ワーキングホリデー帰国後に、有利に就活をすすめるコツ

海外留学に憧れている人の中には、ワーキングホリデーの利用を検討している人もいるのではないでしょうか。

ワーキングホリデーで海外での仕事経験を積んで帰国後のキャリアに活かしていくと考えているかもしれません。

この記事ではワーキングホリデー後の就職活動について成功した事例と失敗した事例、就職活動をうまく行うコツなどについて紹介します。

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ワーキングホリデー後の就職率

ワーキングホリデーをするだけでそれが就職活動に有利に働くかというと必ずしもそうではありません

なぜワーキングホリデーを経験するだけでは帰国後の就活に活かせないのかというと、その理由の1つに、ワーキングホリデーが休暇を目的としているビザである点が挙げられます。

ワーキングホリデービザがあれば留学先の国で働くことはできますが、あくまでも休暇を過ごすための費用を稼ぐという形で働くことが認められています。

海外で働くという経験を積むことはできますが、人によっては休暇を過ごしていたとみなされる可能性もあるため、必ずしもワーキングホリデー経験者=就活で有利とはならないのです。

いずれにしても、ワーキングホリデーをするだけでは、帰国後の就活が不利になる可能性があるため、ワーキングホリデー中をどの様に過ごし何をするのかにかかっています。

 

ワーキングホリデー経験者の就活状況

ワーキングホリデーを経験した人の就活状況として、成功事例や失敗事例について紹介します。すべての人に当てはまるものではありませんが、参考にしてみてください。

成功事例

ワーキングホリデーが必ずしも就活に有利に働くわけではないといっても、勿論ワーキングホリデーを経て希望していた業界や企業で働くことができている人もいらっしゃいます。

そういった人たちは、ワーキングホリデー中の経験を、就活に活かすことができていると考えられます。

例えば、英語圏の国にワーキングホリデーで留学し、ビジネス英語を身に付けた人であれば、その語学力を活かせる企業に絞って就職活動を行うことで、うまくいく可能性が高くなります。

このケースであれば、ワーキングホリデーを通して英語を身につけているという事実もあり、単なる休暇目的でワーキングホリデーをしたと判断することは考えにくく、ビジネス英語というスキルで評価してもらえるかもしれません。

また、ワーキングホリデー中に1つの企業で専門性を深め、帰国後もワーキングホリデー中と同じ職種や業界で就職活動を行うことで、ワーキングホリデーと就職活動の繋がりがはっきりとするため、企業も納得し評価しやすくなると考えられます。

いずれにしてもワーキングホリデー後の就職活動を成功させるためには、ワーキングホリデー中の活動と帰国後の就職活動との間に関係性を作り出すことがポイントとなります。

 失敗事例

成功事例がある一方で、ワーキングホリデー経験が就職活動に活かせなかったケースもあります。

例えば、語学力があまり身についていない人だと、企業からしてみれば「何のために海外に行っていたの?」となる恐れがあります。
もちろん語学以外の面でさまざまな学びがあるかもしれませんが、企業の担当者の中には「海外に行く=語学を習得している」と考える人もいるので、語学の未修得はマイナス評価になる可能性があります。

また成功事例とは逆に、ワーキングホリデー中に取り組んだ仕事とはまったく関係ない職種や業界へ就職しようとする人も、うまくいかない可能性があります。

極端な例ですが、ワーキングホリデー中は事務仕事をしていた人がワーキングホリデー後に技術職を目指すのは簡単ではないことは想像に難くありません。

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ワーキングホリデーで後悔しない方法

必ずしもワーキングホリデーの経験が就職活動が有利にわけではない
ここまでご紹介してきたように、ワーキングホリデーを経験しているからと行って帰国後の就職活動で企業から引っ張りだこになるというわけではありません。

むしろワーキングホリデーと就職活動との間に関係性が見えてこなければ、企業はマイナス評価を下す可能性があります。

もちろん、ワーキングホリデーでの経験を活かして大きくステップアップしていく人もいますので、先ほども触れているように、ワーキングホリデー中に何を体験しそれをアピールできるかがポイントです。

では、ワーキングホリデー後の就職活動を成功させるためには、どういった点に気をつけるといいのでしょうか。

方法1. 留学の目的と目標を決めておく

ワーキングホリデーに限らず留学全般に言えることですが、目的や目標を事前に設定しておきましょう。

例えば、ワーキングホリデー後は語学力を活かした仕事に就くということを目標に掲げ、ワーキングホリデーの目的を語学力の習得に設定するというものです。目標や目的が決まったらそこから逆算して達成するために何が必要で、何をしなければいけないのか、といったことを事前に考えるようにしましょう。

方法2. TOEICやIELTSなどで英語力を証明する

語学力が伸びたと言っただけでは企業の担当者はどのくらい伸びたのか判断することができません。そのため、語学力の証明としてTOEICやIELTSなどの各種試験の結果を提出するようにしましょう。

もし可能であれば、ワーキングホリデー前や開始時のスコアも用意しておくといいでしょう。ワーキングホリデーを通してどのくらい成長しているのかが一目でわかります。

方法3. ワーキングホリデー中にインターンを通して専門スキルを身につける

ワーキングホリデーは、基本的に制限なくさまざまな職種で働くことができます。

そのため、例えば企業でインターンとして働くことも可能です。インターンとは言え、企業によっては専門性を有する業務を経験できる可能性があるため、帰国後の就職活動の際にアピールすることができます。

方法4. 英語を必要とする外資系企業や職業を希望する

最初から語学力が必要になる企業への就職を希望し、英語圏の国にワーキングホリデーで行くことでワーキングホリデーと就職活動の関係性を作ることができます。

後ほどワーキングホリデー後に就職しやすい業界や職業をご紹介します。

方法5. 求人の増える時期に合わせて帰国する

一般的に、企業の上期と下期がそれぞれ4月と10月に始まることが多いため、3月と9月は求人が増える時期だとされています。

これらの時期を踏まえて帰国することで、求人が多い状態で就職活動に挑むことができます。

帰国時期を決めてワーキングホリデーに行くのであれば、出発のタイミング、さらにはビザ申請のための面接のタイミングなども考慮する必要があるので注意してくださいね。

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ワーキングホリデー後に就職しやすい業界や仕事

ここからは、ワーキングホリデー経験を活かしやすい職業や業界として3つ紹介します。

ホテル

ホテルには日本人以外にも多くの外国人が訪れるため、英会話ができる必要はありますが、海外で働いたことがある経験者であれば重宝されるでしょう。語学力を活かした仕事に就きたいという場合はぜひ候補の一つにしてみてはいかがでしょうか。

旅行会社

ワーキングホリデーでの経験は旅行会社で活かすことも可能です。例えば、自分が留学した国のツアーを企画したり、旅行を希望する人に現地の情報を伝えたり、と現地での生活経験がそのまま仕事に活かすことができます。

翻訳

語学力をダイレクトに活かしたいのであれば翻訳がおすすめです。翻訳はビジネス文書の翻訳からメールの作成など多岐に渡ります。

また、現在ではクラウドソーシングを利用して仕事を獲得することもできるため、帰国後はもちろん、現地に滞在している最中から仕事を受注することも可能です。

ワーキングホリデー後の就職活動を日本に帰国してから準備を始めるのは遅い場合があります。

面接などの選考は帰国してからでないとできませんが、その前段階の情報収集や自己分析、志望動機などはある程度考えることができるためワーキングホリデー中もしくはワーキングホリデー前から準備は行うようにしましょう。

 

ワーキングホリデー中は現地での生活を思いっきり楽しもう

ワーキングホリデーと帰国後の就職活動の関連付けは必要であり、就職について考えて計画を立てることも大切ですが、まずはワーキングホリデー自体を楽しむことを忘れないでくださいね。

ワーキングホリデーは年齢制限があるほか、イギリスで利用できるのは当選者のみなので、一生で1回だけの貴重な体験となります。

そのため就職活動だけを気にしすぎず、現地生活をリラックスして楽しみながらワーキングホリデーを満喫してくださいね!

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