現在はコロナウイルスの感染防止対策で、パーティに行く機会は少なくなっているかと思いますが、イギリスでは徐々に感染者数も減り、ソーシャルディスタンスなどの規定も緩和されてきました。
そこで今回は、今後パーティーに招待されたときに知っておきたい最低限のマナーとルールをご紹介します。今後のためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
海外のパーティーってどんな感じ?
海外のパーティーは実際どんな感じなのでしょうか。日本のパーティーとの違いやどんな内容なのかなどをご紹介します。
日本のパーティーとの違い
海外では、友人や仕事の同僚を家に招いて頻繁にパーティーをする習慣があります。
日本でパーティーというと、どちらかというとフォーマルな印象が強いかもしれません。特別な日にレストランやバーを貸し切ってパーティーを開くイメージではないでしょうか。
でも海外のパーティーはもっとカジュアルで、特別なイベント以外にも日常的に開催されています。そういった点では、日本の飲み会に近いかもしれませんね。
どんな内容なの?
海外でパーティーをする目的は、主催者とゲストの親睦を深めるためです。
食事を食べながら会話を楽しむのがほとんどで、ランチタイムや夕食時に開かれることが一般的です。
食事や飲み物は基本的に主催者主導で用意されますが、パーティーによってはゲストが食事や飲み物を持ち寄る場合もあるので注意が必要になります。
パーティーの形式は、立ちながら食事を楽しむ立食と、一人ずつ料理が提供される着席があります。形式は招待する人数によって決まることが多く、招待する人数が多ければ立食、少人数であれば着席になります。
留学先で招待されるパーティーの種類
海外のパーティーはクリスマスや誕生日以外にもさまざまな種類があります。ここでは、留学先で招待されるパーティーの種類を紹介します。
イベント型のパーティー
クリスマスや誕生日など、特別なイベントを祝うためにもパーティーが開かれます。
クリスマスは日本では恋人と過ごす人が多いイメージですが、欧米では家族で過ごすのが一般的です。
留学でホームステイをするのであれば、家族の一員としてクリスマスパーティーに招かれるでしょう。
ホームステイ先の家族の誕生日パーティーに呼ばれるのはもちろん、あなたの誕生日にはあなたが主役になるパーティーが開かれ、ホームステイ先の家族や友達が祝ってくれるはずです。
若い人同士が集まる大人数のパーティーに招待される場合もあります。たとえば、大晦日や元旦です。海外では大晦日や元旦に友人や恋人と過ごすのが一般的です。
大きいパーティーであれば、レストランを貸し切って開かれることもあります。そのため、少数人数とは異なるパーティーが楽しめるでしょう。
ホームパーティー
ホームパーティーとは、ゲストを自宅に招いて行うパーティーのことです。特に欧米では仲良くなったら親睦を深めるために、ホームパーティに呼ばれる機会が多くなります。
頻繁に開く人であれば、毎週開催する人もいるほどです。
ただホームパーティーは、食事や飲み物を持ち寄って気軽に楽しめるカジュアルな形式が一般的には多いです。そのため、パーティーに慣れていない人でもリラックスして楽しめるでしょう。
しかしカジュアルなパーティーとはいえ、最低限守らなければいけないルールやマナーがあり、確認を怠れば主催者側に迷惑をかけることもあり得ます。
失態ばかりでは、次にホームパーティーが開かれる時に声をかけてもらえない可能性も。そのため、ルールやマナーは事前にしっかり確認することをおすすめします。
フォーマルなパーティー
フォーマルなパーティといっても、大宴会場に礼服を着たゲストが集う格式高いものから、いつもよりフォーマルな衣装で夕食を楽しむものまで、その種類はさまざまです。
フォーマルパーティーは日本人にはあまり馴染みがないので、出席することに緊張する人も多いかもしれませんね。フォーマルなパーティーでは、衣装だけではなく振る舞いや会話など細部まで気を配らなければいけません。
服装は、タキシードやダークスーツ、ドレスなどで参加するのがマナーです。
初対面の人と話をする時は、できるだけ丁寧な言葉を選んで会話をすると好感を持たれるでしょう。
英語に自信がない人は、事前にフォーマルなパーティーで使えるフレーズを頭に入れておくと役立ちますよ。
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留学先でパーティーデビューする人が知っておきたいルールとマナー
海外と日本ではパーティーにおけるルールやマナーが異なります。海外留学中に招待されるパーティーに備えて、ルールとマナーを確認しておきましょう。
手土産を持参する
パーティーに招待されたら、手土産は必ず持参しましょう。
日本の場合、主催者側の負担が多くならないように費用を割り勘にするケースが多いですが、海外では基本的に主催者が全額支払います。
そのため、お礼の意を込めて、手土産を持参するのが一般的にはマナーになっています。お土産を選ぶ基準としては、主催者の負担にならないものがいいでしょう。
たとえば見た目にも華やかな花束は、手土産の品として人気が高いです。ただの花束より、花瓶の用意が必要ないフラワーアレンジメントの方が好まれるでしょう。
食べ物も定番の手土産で、主催者の好みに合ったものを選ぶと喜ばれます。
選ぶ際の注意点としては、包丁を使わなくても食べられる個別に包装された焼き菓子などがオススメです。余っても保存がききますし、食べる時に手が汚れません。
相手の好みを考慮しつつも、相手の負担にならない物を選ぶことが大切です。
お酒好きな人であれば、ワインなどの手土産も喜ばれるでしょう。
指定の時間より少し遅れて行く
海外のパーティーに行く場合、指定された時間より5~10分ほど遅れて行きましょう。
日本の感覚では「招待される側が遅れていくのはマナー違反では?」と思えますが、海外のパーティーでは早めに行くことの方がマナー違反なのです。
なぜならパーティーの開始時刻前だと、主催者はパーティーの準備に追われているからです。準備に忙しいのに、早く訪問したゲストの対応をするのは難しいですよね。主催者の負担を考慮して5分ほど遅れるのが望ましいといえます。
時間に正確な日本人であれば、早めに到着しようと考える人も多いでしょう。主催者は時間に合わせて準備を進めているため、早く到着することは避けなければいけません。
ただあまりにも遅れ過ぎるとよくないので、もし15分より大幅に遅れる場合は、遅れる旨を早めに主催者に連絡することが大切です。
服装や食事のマナーに注意
パーティーに参加する場合、ドレスコードは必ず確認しましょう。カジュアルなホームパーティーであればTシャツにジーンズで全く問題ありませんが、フォーマルなパーティではマナー違反になります。
フォーマルなパーティーであれば主催者から事前に招待状が届くはずなので、そこに記載されたドレスコードを確認しましょう。
ドレスコードは、フォーマル以外にも、セミフォーマルからスマート・カジュアルなど色々あります。
困ったら現地の知人に相談するのがベターです。男性なら襟付きのシャツやジャケット、女性ならワンピースくらいは持参しておき、それ以上のフォーマルな場合はレンタルでも良さそうです。
ただカジュアルなパーティーでも、例えばハロウィンの日には、仮装をドレスコードにしていることもあるので注意しましょう。
食事はスープやパスタをすするなど、汁物や麺類も音を立てて食べないのが最低限のマナーです!
また、乾杯や食事中、食器、グラス、カトラリーの音も立てないように注意が必要です。
食べる姿の印象が悪いと、その人の育ち方や人柄もマイナスイメージが持たれてしまうこともあるので、特にフォーマルなパーティーの場合は気をつけましょうね。
積極的に会話をする
日本人はパーティーに慣れていないこともあり、初対面の人と話をすることに消極的な人が多いです。また英語で話さなければいけないため、最初は余計に緊張して話しかけられない人がほとんどかもしれません。
海外のパーティーでは、積極的に話すように心がけるのが大切です。
パーティーを開く一番の目的は、主催者とゲストの親睦を深めることですが、主催者はゲスト同士も親睦を深めてほしいと考えています。ゲストにとっても人脈を広げる良い機会なので、初対面とも積極的に会話をするのが望ましいです。
話のテーマは、宗教や収入、政治(支持政党など)の話題は避ける方が無難です。
手伝いは主催者に確認する
パーティーの間、接客の対応や食事の準備など主催者は常に動き回っています。あまりに忙しくしているようであれば、主催者を手伝いましょう。
でも必ず主催者に手伝ってもいいか確認することが大切です。主催者は招待したゲストにパーティーを楽しんでほしいと考えているためです。
その際は、無理強いをせずにパーティーを楽しむことに徹しましょう。
女性がお酒を注ぐ行為もマナー違反とする国が多いので気をつけましょう。
国ごとにルールやマナーは異なるので注意
マナーやタブーは国や文化、コミュニティによっても異なるので、現地で事前に周囲の人に確認し、当日も周囲をよく観察すると良いでしょう。
例えば、フィリピン人家庭のパーティーに伺うときは、花やキャンディ、チョコレートの手土産は必要ですが、お酒や料理を持って行くのはもてなしが充分でない意味にとられるのでNGです。また、食べた料理は一口分残すのがマナーです。
一方で、飲み物は自分で持参するスタイルが主流の国もあります。カナダはBYOB(Bring your own beverage)、オーストラリアはBYO(Bring your own)などと呼びますが、いずれも飲み物は自分の飲みたいものを持っていくというケースです。
ビールやワインなど状況や好みに応じて選んで持っていくと良いでしょう。
今回は、パーティーに招待された時に知っておいて損はしないルールとマナーをご紹介しました。
ほとんどの場合、留学中はカジュアルなパーティが多いかと思いますが、日本では当たり前とされていることが海外ではマナー違反になることもあるので、戸惑うこともあるはずです。
これから留学の予定がある人は、ここで紹介したルールやマナーをぜひ参考にしてくださいね。
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