この記事をご覧のあなたは、留学を考えているけれど親から反対されそうで言い出せない、あるいは現在反対されている状況なのではないでしょうか?
いい留学を実現するには親の応援が不可欠。ぜひこの記事を参考にして、自分もご両親も納得できる留学をしましょう。
親の反対で自分を客観的に見つめてみましょう
親に留学の必要性を分かってもらうには、なぜ自分が留学に行きたいのかを伝えなければいけません。そして人に伝えるためには、自分の考えをより突き詰めて深めないと、どんなに話しても伝わりません。
「なぜ留学に行きたいのか?」
「なぜその国、その学校でなければいけないのか?」
「留学から帰ってきたらどうするのか?」
「将来的にどんな人間になりたいのか?」
例えばこのような問いかけに対して、頭の中では考えがまとまっていると思っていても、実際に口で説明するとうまく伝えられなかったり、質問を返されると答えられなかったりすることもあるのではないでしょうか。
留学に行く目的は人それぞれで正解なんてありませんが、大事なのは留学期間中その目的や初心を忘れず、諦めないこと。
自分が留学に何を期待しているのか、それを実現するには留学中にどんな行動が必要で、留学後にどうなっていたら自分に合格をあげられるだろう。そんなことをじっくり考える良い機会にしてくださいね。
留学の希望を親にスムーズに伝えるポイント
人を説得しようとすると、ついつい口調が強くなってしまうという人も多いのではないでしょうか。ここではどんな姿勢で説得に臨むのがいいかをご提案させて頂きます。
親の気持ちに寄り添う
そもそも説得というのは意見を押し通すことではありません。相手の気持ちを受け入れた上で、自分の意見に共感してもらうことが第一歩です。
反対している親の懸念点は何でしょうか?
そして、単に留学の許可をもらうだけでなく、心から応援してもらうためには、さらにどんなことが必要でしょうか?
話し合うときは論理的に話すことも重要ですが、ずっとそんな風に話されると聞いている親は疲れてしまうかもしれません。
もし親が「わたしの意見を聞いてほしい」と思っていたとして、あなたがそれに気づかず自分の主張ばかりを話したら、あなたがどんなに一生懸命に順序立てて話しても、親はあなたの話を半分も聞いてくれないかもしれませんよね。
自分を受け入れてもらうには、まず相手を受け入れなければ始まりません。親が今求めていることは何か、見極めながら話していきましょう。
ヒートアップしたら、お互いに一息つこう
説得しようと話しているうちに、お互いにヒートアップして「とにかく留学はダメ!」「なんで!?」と、話が振り出しに戻ってしまうことも時にはあるかもしれません。
そんな時は、一旦落ち着いて休憩を取りましょう。ヒートアップした状態で話しても意義のある話し合いはできません。一息つくだけで、「あんな言い方しなくてもよかったかな」「さっき聞かれたことは、確かに調べてなかったな」など、次の話し合いに向けて少し冷静になることができますよ。
親への感謝を前提に話そう
親がなぜ留学に反対するのか、その根底にあるのはあなたが大事だから心配という感情ではないでしょうか。
あなたに無関心なら親は応援も反対すらもすることはないでしょう。ここまで育ててきたあなたを大事だと思わない親はいません。
「留学先で事故や事件に巻き込まれないだろうか?」
「自炊に家事、慣れない環境で1人で生活できるだろうか?」
「帰国後は留学経験をうまく活用できるだろうか?」
親はあなたの生活や将来が幸せなものであってほしいからこそ心配し、何らかの危険性があると感じたからこそ反対します。そこまであなたを思いやってくれていることにまずは感謝して、自分のやりたいことやその選択の危険性に対してどう対処するつもりなのかをひとつずつ伝えていきましょう。
そして話し合いの前に感謝を実際に口にすることで、親の閉ざされた心の扉を少し開けた状態で話し合うことが出来るかもしれません。
親が留学に反対する理由を知ろう
親を説得するためには、なぜ反対されているのかを理解しなければいけません。反対理由は家庭によってそれぞれなので話し合いを通して理由を尋ねていくのが一番ですが、ここではよくある反対理由を挙げてみます。
治安が心配
海外で生活するなら、治安状況が気になるのは当然ですよね。
ご存知の通り、日本は世界の中でも安全な国。日本の安全性は海外でも有名です。
そんな日本でずっと生活してきた子が、親も行ったことのない国で生活する。
親が抱える感情は、そこで何があるか分からないという不安な気持ちと、何かあった時に自分の子どもが1人で対応できるか心配な気持ちではないでしょうか。
海外となると何かあった時に親がすぐに駆けつけることができないからこそ、その国が安全だと納得できる情報がほしいのです。
お金に関する不安
留学には大きな費用がかかるため、お金の心配をする親は多いです。
金銭問題では、主に次の2点を解決する必要があります。
1つは留学に必要な資金を出せないという問題。そしてもう1つは、留学費用として正確にいくら必要なのか判断できないという親の不安です。
特に学生であれば留学費用を全額自分で支払うのは難しく、費用の一部または全額を親に援助してもらいたいという人も多いでしょう。援助をしてもらうためには、あなたの留学を応援してもらうのと同時に、いくら費用が必要かを理解してもらわなければいけません。
留学費用として、学費や家賃はもちろんのこと、生活費、航空券代、ビザ申請費、保険代などが必要ですよね。また、留学中は怪我や病気をしたり、事故を起こしてしまったり、犯罪に巻き込まれることも十分にあり得ます。
親は留学先の国の相場や物価も分からない状態なので、非常時にどの程度の金額が必要なのか把握することができず不安に感じてしまいます。これらの情報をしっかり入手して、説明できる様にしておきましょう。
同年代の子と違うことをして大丈夫?子どもの将来が心配
留学をする学生や社会人の数は確実に増加してはいますが、親からすると留学はまだまだマイナーな進路に見えるかもしれません。
留学に時間を割くということは、その期間の日本でのキャリアや経歴が空白になってしまいます。
あなたが学生なら新卒として就職活動をしなくていいのか?と心配になり、あなたが社会人なら仕事を辞めてしまうのかと不安に思ってくれることでしょう。
親が無意識的に「あなたも人と同じようにしなくてはいけない」「留学というマイナーな選択をしてほしくない」と思うのは仕方のないこと。その考えをむやみに否定するのではなく、自分の考えを親にも分かりやすく何度も伝える必要があるかと思います。
留学で何をしたいのかが分からない
留学といえば、語学力を磨くものだと思っている人は多いのではないでしょうか。間違ってはいないのですが、親を説得するときにもその認識のままだと失敗してしまう可能性があります。
語学力を上げるだけなら、日本にいながら英会話スクールに通ったりすることで達成することもできます。ただ、あなたが留学をして海外で生活をしたい理由は、語学力向上だけではないはずです。
そこが伝わらないまま話し合いをしても、親はあなたがなぜ留学にこだわるのか理解することができません。もしかすると、卒論や就活など、向き合わなければならない嫌なことから逃げる時間がほしいだけなのでは?と思われてしまう可能性も否めません。
子どもが遠くに行くのが寂しい
色々と反対理由を挙げておきながらも、実際には単に子どもが遠くに行くのが寂しいから反対している、というケースもあります。
直接は会えないけれど連絡すると約束しましょう。
海外でもWi-Fiさえあれば、GmailやLINE、Facetime、Messengerなどアプリを使ってメールも電話もできます。しかし、親の世代はそれらのツールを知らないか、知っていても使いこなせない場合もありますよね。
その場合は必要に応じてLINEやMessengerでの通話方法をレクチャーしましょう。さらに、日本にいる間に何度か一緒に練習することで、海外でも簡単に連絡を取ることができると実感してもらえます。
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親に留学を応援してもらう方法
ここまでは反対理由とその裏側にある親の気持ちを見てきましたが、では実際に説得する時にはどう対応していくのがいいでしょうか。反対理由ごとに解説していきます。
治安状況はもちろん、緊急時の連絡先や避難場所を伝える
まずはその国の治安状況を見て、安全かどうかを調べましょう。またコロナなどの渡航情報も欠かさずチェックし、何か情報が追加されていれば親が見る前に自分から伝えるようにしましょう。
また、事件や事故にあった際の緊急連絡先や、災害時の避難場所も調べて伝えておくことで、親は何かあった時でも大丈夫だと安心しやすくなります。
例えばスリ被害なら、クレジットカードを取られた場合にはどこに電話したらカードの利用を止めてもらえるか、その後のお金の管理はどうするか。
パスポートが盗まれた場合は、どこで再発行の手続きができるのか、必要な書類はどこで手に入れるか、再発行完了までの期間の身分証明方法などを調べて伝えてみましょう。
具体的に情報を提示することで、親の心配は和らぐかと思います。
また、自分で伝えたことは覚えておけるようアプリなどを使って記録をしておきましょう。
バイトや奨学金で、できる限りお金を貯める
親に留学の費用を出す予算がないなら、あなたが少しでも自分でお金を集めようとする姿を見せましょう。
・アルバイトでお金を稼ぎ、好きなことをする時間もアルバイトに充てる
・奨学金プログラムを探す
・生活費や学費が安いプログラムに応募する
・手数料無料の留学エージェントで、格安の語学学校を紹介してもらう
方法はさまざまです。本気で留学がしたいから、自分にできることをとにかく一生懸命にやっていると行動で示しましょう。そして、行動するときは親にその姿を見てもらうことが重要になります。
好きなことをやめて留学に備え、本気度をアピール
特に、好きなことを止めてまでして留学のために時間を使うのは効果があります。
あるわたしの知人はサッカーが大好きで、空いた時間があればずっと練習していたのですが、親に留学を反対されてからは生活スタイルを変え、バイトと語学の勉強に空いた時間を使うようにしていたそうです。
その生活を、親に留学許可をもらうまでは大学でも家でも徹底。懸命に取り組む姿をずっと見ていた親に本気度を認めてもらうことができ、ついに留学許可を得ることができました。
項目ごとに必要金額を出す
親が留学にいくら必要になるのか把握できないことを不安に感じているなら、項目ごとに費用を計算して伝えましょう。
学費やビザ申請費用に加えて、医療費や帰国日を変更する際の追加の航空費などトラブルが起こった時の費用の相場なども詳細に調べます。
調べたものは紙に書いたりエクセルで表にまとめたりするなど、分かりやすく共有しやすい形にしましょう。きちんとまとまっていたら親は「費用が把握できない」心配はなくなるはずです。
なりたい将来像を伝える
自分が「将来こういう人間になりたくて、そのためには留学が必要で」と話し合いを重ねましょう。
親が無意識で「人と同じようにしなくてはいけない」「留学というマイナーな選択をしてほしくない」と思うのはその世代特有の考え方かもしれません。時には仕方のないことだと受け入れるのも大切です。やみくもに否定して親を傷つける必要はありません。
「あなたはそう思うんだね、わたしはこう思うよ」と、相手を認めてからあなたの考え方を親に理解してもらいましょう。
留学への熱意を伝える
留学で何をしたいのかが親に伝わっていないのなら、面と向かって話し合い、留学への熱意を伝えましょう。
・なぜ留学が必要なのか?
・なぜその国、その学校でなければいけないのか?
・留学から帰ってきたら何をするのか?
・将来どんな人間になりたいのか?
・留学で得たスキルをどう活かす予定なのか?
ポイントはできる限り具体的に話すこと。例として、憧れの人や過去に留学した先輩がどう活躍しているかという話をするのもいいでしょう。
自分が描く将来像に共感してもらえれば、親に応援してもらえる可能性が高くなります。
留学前に護身術を身に付けておく
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それでも反対されたら、諦めるべき?
どう説得してもNOと言われ続けたら、次第に気分も滅入ってくるかもしれません。でも、諦めないでください。
留学で得られるものは語学力だけではありません。日本とは違う価値観で生活している人々と何気ない日常の会話をするだけでも、気付くことは実に多いです。他の国での考え方を知ると、今まで見えなかったものが見えてくるようになります。
そしてそれが、これからの人生を良くしていくのに必要不可欠なものとなるでしょう。
もし留学に行けない理由がお金なら、あなたの条件で受け取れる奨学金を徹底的に探してください。何かあるはずです。留学によってブランク期間を作るのが不安なら、社会人になってから留学するプログラムもたくさんあります。
留学ができなくて悔しいと感じたなら、あなたが絶対に留学に行きたいと思っている証拠。「あの時留学に行けていたら」と後悔しないために、何か手段が残っていないか諦めずに探してくださいね。
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この記事を読んでいるあなたが、自分も親も納得できる留学を作れるよう、心から応援しています。
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