投稿日:2021年8月3日

英語学習のモチベーションを維持する方法

「英語を勉強したいけど、モチベーションの維持ができません……」

とお悩みの方。

英語を身につけるには継続的な学習が必要です。そして継続的な学習をするには、何よりもモチベーションが何より重要です。
勉強へのモチベーションを維持できれば、車が動き出す時のようにどんどん学習をスピードアップさせることができるかと思います。

とはいえ、モチベーション維持するにはどのような方法があるのか考えますよね。

このブログでは、英語学習のモチベーション維持が大切な理由と、モチベーションを上げるのにおすすめな具体的な方法をご紹介します。

英語学習

英語学習のモチベーション維持が大切な理由

日本での日常生活において、英語が話せなくても困ることはありません。それゆえに英語学習は継続することが難しいのです。

私たちは学習が重要だということを知りつつも、ついつい目先の用事や雑務を優先してしまいがちです。

今回は、英語学習に重要なモチベーションの管理について、学術的にも裏付けのある効果的な対策をいくつかご紹介します。ぜひ、ご自分に合ったものから試していってみてください。

英語学習のモチベーション維持が大切な理由は、大きく分けて以下の3つです。

理由1. 学習の継続に対して大きな影響があるから

英語を身に付けるには長時間の学習が必要で、一般的にTOEICスコア450点の人が650点を目指す場合、必要な勉強時間は450時間と言われています。
450時間というと、1日5時間を勉強に費やしたとしても90日、つまり約3カ月はかかる計算です。

つまり英語学習はとにかく「継続できるかどうか」が、習得する上で大前提になっており、その「継続」に大きな影響を与えるのが「モチベーション」と言われています。

理由2. 短時間で効果的な学習ができるようになるから

モチベーションが高い状態で学習する場合と、嫌々ながら勉強する状態では、学習の効果が大きく変わります。
同じ時間を学習に費やしていても、モチベーションが高い状態だと勉強に対する集中力が上がり、学習効果が高いということです。

結果的に、モチベーションが低い場合に比べて効率よく学習を進めることができ、英語を身に付けるまでの時間を早めることができます。

理由3. モチベーションは放っておくと下がるものだから

モチベーションは放っておくと下がります。

初めはモチベーションが高い人でも、時間が経つに連れてモチベーションが低下することもよくあります。これは自然なことで、常にモチベーションを高く維持することは不可能です。

自分のモチベーションをコントロールするためには、モチベーションに関わる「外的要因」と「内的要因」をうまく使うことが大切と言われています。

・外的要因:周囲の状況や他者からの影響などによって働きかける要因
(例:試験で良い点が取れた、発音を褒められた、一緒に勉強する仲間がいる、など)

・内的要因:自分自身の気持ちや思いなどの内的なものによって働きかける要因
(例:将来外国で働きたい、英語を身に付けて海外旅行がしたい、外国の友人を作りたい、など)

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英語学習のモチベーションを維持する方法4選

次に、英語学習のモチベーションを上げ、維持するための方法をご紹介します。

モチベーション上げにおすすめの方法1「習慣化する」

そもそもモチベーションは上下し、不確定なものです。
その為英語学習を進めるうえで、すべてをモチベーションに依存することはおすすめできません。そこで良い方法が、習慣化することです。

おすすめな理由

習慣化とは、「自分が続けたいと思っていることを、意思や根性に頼らずに無意識的に継続される状態に導くこと」を指します。
デューク大学で2006年に発表された論文によると、毎日の人の行動の40%以上が「その場の決定」ではなく「習慣」によって決められているとのことです。

つまり、習慣化できればモチベーションの高い低いに関わらずに、一定のパフォーマンスを出せる状態を作り出すことが出来ます。

効果的な方法

また化をするうえで、大切なことは3つあります。

1. スモールステップを踏むこと
2. 1つの習慣に絞ること
3. 結果よりも行動に着目すること

習慣化に失敗する大きな要因は、行動のハードルを上げてしまうことです。
どんなに小さな行動でも毎日続けることが重要なので、決して無理せず小さく始めることが最も重要です。

例えば、スモールステップを「待ち時間ができた時には単語リストを眺める」と設定したとします。「待ち時間=単語」というシンプルなステップにすることで、習慣化に成功しやすくなります。まずは1つの習慣に絞って取り組みましょう。

また、習慣化を始めたからといって、すぐに結果が出るわけではありません。
モチベーションを維持するには、「いくつ単語を覚えた」などの結果ではなく、行動そのものに着目することが重要になります。

モチベーション上げにおすすめの方法2「環境を変える」

続いてご紹介する英語学習のモチベーションを上げるのにおすすめの方法は、「環境を変える」ことです。

気分が乗らない時に、リフレッシュするために外に出てドライブしたり、散歩したりすることがあると思います。環境を変えることは、科学的にも集中力を高め、学習効果を上げる手段として有効であることが認められています。

おすすめな理由

アメリめな理由カの心理学者フレデリック・ハーズバーグは、1959年に発表した「二要因理論」において、モチベーションを決定づけるのは、

1. 仕事の内容がもたらす満足感
2. 仕事の環境がもたらす不満足感

の2つの要因であると主張しました。
仕事を学習に置き換えると、学習の内容は変えられないとしても、学習環境を変えることは可能ですよね。

環境が変わると気分も変わり、脳の切り替えがしやすくなります。また気分的にもリフレッシュできるのでストレス解消にもつながります。

効果的な方法

学習におすすめな場所を、以下にリストアップしました。

・図書館:お金がかからない。静かで集中したい方におすすめ
・カフェ:飲食ができ、電源が確保しやすい。多少の雑音があった方が集中できる方におすすめ
・電車の中:風景が常に変わる。気分転換をしながら勉強したい方におすすめ

意外にも、「人は雑音があったほうが集中力が高まる」という研究結果もあるようです。いろいろな場所を試してみて、自分に合った場所を選択しましょう。

考えている女性

モチベーション上げにおすすめの方法3「好きなものを学習とミックスさせる」

英語学習そのものだけで考えると、なかなか楽しさを見出せないことも多いですよね。
しかし、自分の趣味や、興味・関心のあるものと結び付けることで、英語学習を楽しく捉えることができるようになります。

おすすめな理由

心理学に関する研究によると、自分が好きな教科に対する学習姿勢は、嫌いな教科に対するものと大差があるとがわかっています。

好きな教科に対しては、「自己調整学習方略」と呼ばれる「自分で工夫して学習に取り組む姿勢」が強まる傾向があり、この特性を活かすことで、より効果的な学習を実現することが可能です。

効果的な方法

英語学習を好きになるための方法としておすすめなのが、

・洋楽とミックスして英語学習をする
・映画や海外ドラマとミックスして英語学習をする

などです。

洋楽や映画を活用すれば、英文や英単語を読み上げるだけの英語教材とは異なり、英語の表現や単語が格段に覚えやすくなります。
一度聞いたり観たりした後で、歌詞やセリフを書き出してみると、学習効果がより高まります。

モチベーション上げにおすすめの方法4「自己効力感を高める」

物事に継続して取り組むには、「自己効力感(Self-Efficacy)」が必要だと言われています。

自己効力感を提唱したのは、カナダのアルバート・バンデューラ。1974年には、アメリカ心理学会会長も務めている心理学会の重鎮です。

自己効力感とは、「ある状況において、ある結果を達成するために必要な行動を、自分がうまくできるかどうかの予期」のことです。

おすすめな理由

自己効力感をカンタンに言うと「達成感」や「自分は◯◯ができる」という感覚のことを指します。

自己効力感を高めることは、英語学習だけでなく、さまざまな課題やタスクに取り組む際にポジティブな効果を発揮してくれます。自己効力感の高め方も、自分に合ったさまざまな方法を選ぶことが可能です。

効果的な方法

英語学習において自己効力感を高める1つの方法として、実際に英語を使ってコミュニケーションを取ってみることをおすすめします。

外国の友人がいればベストですが、

・オンライン英会話を利用する
・外国人が多いパブやバーに行く
・外国人の観光ガイドボランティアをする

などの方法を通じて、コミュニケーション取ってみましょう。

英語学習

今回は、英語学習のモチベーションを維持する方法についてご紹介しました。

モチベーションは常に維持できるものではなく、上下するのが普通です。そしてうまくモチベーションを管理することで、全体としての学習パフォーマンスを高めることができます。

今回ご紹介したいくつかの方法の中から自分に合ったものを選び、ぜひ英語学習に役立ててくださいね!

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