投稿日:2021年7月9日

英語の発音はどうやって勉強したらいい?おすすめの勉強方法

日本語と英語の発音は似ても似つきません。日本人にとって発音は、英語を習得する上で大きな壁となるものです。しかし英語の発音は、コツをつかめば上達することをご存知でしょうか?

例えば「フォニックスを学ぶ」「音のつなぎ方を知る」など、発音の勉強方法を知っていれば、ネイティブのような発音に近付くことも可能なのです。

そこで今回は、英語の発音を勉強した方が良い理由や、日本人が発音に苦手意識を感じる理由、おすすめの勉強法などをご紹介します。

英語

英語の発音を勉強すべき理由

英語の発音を勉強するべき理由は、「英語初心者でも発音がキレイであれば、コミュニケーションを取れるから」です。
正しく発音できないと、コニュニケーションを中断することがあります。

英語の文法にあまり自信がないけれど、発音はネイティブから褒められるほどキレイな友人がいました。

彼女の話す英語は決して高度な文ではないものの、聞き直されることのない正しい発音で話すので、とてもスムーズに会話ができている印象を受けました。

このように単語力や文法に自信がなくても、発音がキレイであれば会話は成立することがあります。

英語は「R」や「L」の発音ひとつ取っても、聞こえ方が違えば単語や文章の意味が変わることがよくありますよね。

日本人からするとこの2つの音の違いはほとんどないように思えますが、ネイティブからすると大きな差です。

自分の伝えたいことをスムーズに伝えるためにも、発音を徹底的に習得する必要があります。

日本人はなぜ発音が苦手?

日本人が英語の発音を苦手だと感じる理由は、「英語には日本語にない発音が沢山あるから」です。

例えば母音で考えてみると、日本語で母音は「あいうえお」の5種類しかありませんが、英語には25種類もの母音があります。

日本人は英語の5分の1しか母音のない世界で育っているので、発音をすぐに習得するのは難しくて当然なのです。

そして日本の英語教育にも、発音が苦手になる理由が存在します。
おそらく多くの人が、英語のテストはリスニングと筆記試験で、発音に力を入れる機会はあまりなかったかと思います。

そのためにも、新たに発音を勉強し直すことが、英語力アップへの近道と言えます。

女性とPC

英語の正しい発音の仕方とは?知っておきたい勉強法やポイント3つ

ではここから、英語の発音を勉強する3つのポイントを紹介しますね。

勉強法(1)フォニックスを学ぶ

まずは「フォニックスを学ぶこと」です。フォニックスとは、アルファベットをどのように発音するのかを学ぶ方法のこと。

例えばアルファベットとフォニックスでは同じ「ABC」でも、読み方が以下のように異なります。

・アルファベット:A(エー)B(ビー)C(シー)
・フォニックス:A(ア)B(ブッ)C(クッ)

日本の子どもたちがひらがなを「50音」で覚えるように、アメリカやイギリスなど英語圏の子どもたちは「フォニックス」で英語を学びます。

フォニックスを習得すると、知らないつづりの単語でも、そのアルファベットがどのような発音なのか分かり、推測して単語を読むことができます。

勉強法(2)アクセントを付けて話してみる

次は「アクセントを付けて話してみること」です。
アクセントとは、単語単位での音の強弱や高低を示し、イントネーションは文章全体の強弱や高低を示します。

日本語はアクセントが比較的少なく、「平らに話す」という特徴があります。
それに対して英語は、イントネーションやアクセントを非常にハッキリ付けて話す傾向があります。

実はネイティブはイントネーションやアクセントを頼りに英語を聞き取っていることが少なくありません。中には「アクセントさえ間違えなければ英語は大抵通じる」と発言している人がいるほど。

英語の聞き取りにおいてイントネーションとアクセントは重要な役割があるので、まずはその練習をしてみてください。

勉強法(3)リンギングを知る

次は「リンギングを知ること」です。リンギングとは、「音と音がつながること」を意味します。

ネイティブの人は流れるように英語を話しますよね。
その理由は複数の単語が並んでいる場合、ひとつ目の単語にある「最後の音」と次の単語の「最初の音」を繋げて発音しているからです。

例えば「far away」と発音する時、「ファー アウェイ」と区切るのではなく、「r」と「a」をつなげて「ファーラウェイ」と発音します。

つながりを意識して話すだけでも、ネイティブのようにスラスラと話すことができます。

お問合せはコチラから:UK留学情報センター・お問合せフォーム

お問い合わせボタン
Please feel free to contact us!!

【実践編】英語の発音を勉強するときの流れ

発音を習得するポイントが分かったところで、ここからは勉強の流れを紹介します。

ステップ(1)発音記号を覚える

まずはじめに、発音記号を覚えましょう。発音記号とは、英語辞典を開いた際に単語の横に書かれている読み方のことです。

発音記号をマスターすれば、初めて見る単語でも発音記号の通りに読むことができる、すなわち正しい発音を身に付けることができます。

ステップ(2)フォニックスをマスターする

発音記号をマスターしたら、次は上記にてご紹介したフォニックスの勉強に入りましょう。おすすめはアルファベット表で、フォニックスをひと通り頭に入れた後、実際の音声を聞いて繰り返し発音すること。

特にYoutubeには数多くのフォニックス学習用の動画が投稿されており、リズムに合わせて発音を練習できますよ。ぜひ一度見てみてください。

実際に練習するときは、以下にある3段階の学習方法をひたすら繰り返してみてください。

(1)発音記号を「目」で見る
(2)発音を「耳」で聞く
(3)「口」で発音してみる

ステップ(3)アクセントやイントネーションなど英語のリズムを知る

上記でもお伝えしたように、英語の発音はアクセントが大事です。最初は正しく発音することが最優先ですので、ゆっくり丁寧に発音をすることを心がけましょう。

そして慣れてきたらアクセントをどこに置くのか、イントネーションはどうすれば良いのかなどを意識してみてください。

リズムをつけて発音することで、一気にネイティブらしい発音に近づくことができます。

ステップ(4)顔の筋肉を鍛える

日本語と英語で話すとき、それぞれ使う顔の筋肉が異なることをご存知でしょうか。

日本語は、話すときに顔の筋肉を使うことも口を大きく開けることも必要ありませんよね。それに対し英語は、口を大きく動かして顔の筋肉を使いながら話すことが非常に大切なのです。

私の知人に、数ヶ月単位で日本とカナダを行き来する「2拠点生活」を実践している方がいます。彼女いわく、日本からカナダに戻って1ヶ月ほど経つころ、周りから毎回「痩せた?」と聞かれていたそうです。

しかし実際はダイエットをしていたわけでも、体重の変化があったわけでもありません。英語を話すことが日常になると、顔の筋肉をたくさん使うため、顔のラインが自然とシャープになったのです。

ゆえに、「日本にしばらく滞在すると顔周りが少しふっくらしてくる」と話していました。

この話から、英語は目で変化が分かるくらい顔の筋肉を使うものということがよくわかります。流暢に英語を話すためにも、顔の筋肉を意識しながら発音してみましょう。

ステップ(5)ひたすら繰り返す

先ほどお伝えした顔の筋肉を鍛えるためにも、最後の勉強法として「ひたすら繰り返すこと」がおすすめです。

例えば、以下の2つを毎日実践してみましょう。

フォニックスを音楽に合わせて歌う
・英語の早口言葉を朝晩30回と決めて練習する

何事も簡単に習得できることなんてありません。日々コツコツと、できることを積み重ねていきましょう。

女性

発音の勉強におすすめなアプリ

発音の習得に便利なアプリをご紹介します。アプリはいつでもどこでもスマホさえあれば勉強できるので、気になるものがあればインストールしてみてくださいね。

おすすめ(1)スタディサプリ

スタディサプリはストーリーの中の登場人物になりきって発音練習ができるため、楽しみながら英語学習ができるアプリです。

問題はレベル1から7まで分けることで、初級から上級までカバーできる内容になっています。

また発音以外にも単語力やリスニング力、会話力など英語全般の力を伸ばすためのサービスが提供されており、英語学習に必要なものが全てそろっているといっても過言ではありません。

初級から中級レベルの方におすすめです。

おすすめ(2)発音博士

発音博士は、中学レベルの基本的な単語や短いフレーズで発音練習ができるアプリです。

使い方は、以下の通りです。

(1)発音を知りたい単語やフレーズを選択する
(2)お手本の音声を真似して発音する
(3)自分の声が録音されると同時に付けられる点数をチェックする

録音機能によって自分の発音を確認できるので、相手にどう聞こえるのかを確認できます。

また点数化されることで実際の成長を体感しやすいので、勉強のモチベーションアップにもつなげてみてください。

Android端末のアプリはありませんので、ご注意ください。

英語勉強

今回の記事を読んで、正しい発音を習得する方法をイメージして頂けましたでしょうか。

ネイティブの発音は、短時間で習得できるものではありませんが、今はスラスラと英語を話している方も、努力を積み重ねた勉強期間が存在します。

自分が華麗に英語を使いこなしている姿をイメージして、粘り強く頑張っていきましょう。

お問合せはコチラから:UK留学情報センター・お問合せフォーム

お問い合わせボタン
Please feel free to contact us!!

オンライン留学、また今後実際に留学をお考えの方、イギリス留学の事ならぜひ『UK留学情報センター』へお問い合わせ下さい。またオーストラリアや他国の留学に関しても、ご相談を受け付けております。オンラインまたは面会(大阪)でのコンサルティングを、無料にて受け付けております。